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「韓国にはないので…日本で練習しました」金メダル“韓国天才少女”を生んだのは日本のスノボ文化だった…17歳チェ・ガオン「生中継なし」韓国で賛否
posted2026/02/17 06:00
ミラノ五輪女子スノーボードハーフパイプで金メダルを獲得したチェ・ガオン(17歳)。じつは、日本の施設を利用して練習を重ねていた
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キム・ミョンウKim Myung Wook
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Xinhua/AFLO
ミラノ・コルティナ五輪スノーボード女子ハーフパイプ。銅メダルを獲得した21歳の小野光希や4位入賞を果たした16歳の清水さらの活躍で話題を集めたが、いっそう注目を浴びたのがスノーボード種目最年少で金メダルを獲得した韓国の17歳、チェ・ガオンだった。
「早く韓国に帰ってハルモニ(おばあちゃん)が作ってくれるご飯が食べたい。友達とパジャマパーティーも(笑)」
日本を練習拠点としてきたという女子高生は、金メダルを首にかけて安堵の表情を浮かべていた。しかし、その屈託ない笑顔の裏には凄まじい執念が隠されていた。
「えっ、大丈夫?」会場騒然の異常事態
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決勝1本目、リビーニョ・スノーパークは一瞬にして静まり返った。着地に失敗したチェ・ガオンが頭を強く打ち、雪面に倒れ込んだまま動かなくなった。救急隊が駆けつけ、担架が用意される異常事態。緊迫した瞬間の裏側を本人が赤裸々に明かしている。
「パッと転んだ時にすぐ思ったのは、また起き上がらなきゃということでした。でも足に力が入らなかった。起きたくても起きられない状況でした。医療スタッフが来て『担架で運ばれたら病院に行かなければならない』と言ったようです。ここで諦めるのは、自分があまりに後悔しそうでした。時間をくれと言ったのですが、次の選手が競技をしなければならないから早く決めろと言われました。足の指から動かしながら力が戻ってきたので、自力で降りてこれたのだと思います」
2本目を終えた時点でも膝の痛みは引かなかったが、彼女は最後の3本目にすべてを懸けた。

