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[5度目の挑戦で初出場]吉村紗也香「辛かったけど、辛くなかった」
posted2026/02/11 09:00
text by

石川仁美(Number編集部)Hitomi Ishikawa
photograph by
KYODO
カーリング女子日本代表、フォルティウスの吉村紗也香は、2018年平昌と'22年北京、2度のオリンピックを複雑な思いで見つめていた。
「日本を応援する気持ちはもちろんあったのですが、自分もそこにいられたのではないかという思いもあったので……」
スキップとして競ってきた藤澤五月や、同じ常呂中学校に通った吉田知那美らが所属するロコ・ソラーレが銅、銀と2大会連続でメダルを獲得したのだから、そんな気持ちがこみ上げてくる方が自然だろう。しかも、北京五輪へ繋がる日本代表決定戦は、あと1勝というところでロコ・ソラーレに3連敗を喫し、つかみかけていた切符が手からするりとこぼれ落ちたのだから。
この時点で吉村の五輪挑戦は4度目だった。'09年に常呂高校のスキップとしてバンクーバー五輪代表決定戦に挑んだのを皮切りに、あと一歩の差を縮めることがどうしてもできなかった。
「バンクーバーの時に負けた悔しさが『本気でオリンピックを目指したい』と思わせてくれました。出場が叶わなくても、次を目指したいという気持ちは、いつも自然と湧いてきました」
積もり積もった悔しさ、そして自分への期待が、心を折るどころかむしろ負けず嫌いに火をつけてきた。北京への道が閉ざされた直後にフォルティウスが直面した存続の危機の時もそうだった。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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