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小林陵侑も本命プレブツも“まさかの敗戦”…スキージャンプで起きていた“異変”「今季ノーマルヒルはわずか1試合」じつは生かせなかった“最大の強み”
posted2026/02/10 17:45
男子ノーマルヒルで五輪連覇を目指した小林陵侑
text by

松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph by
Tsutomu Kishimoto/JMPA
2月9日、スキージャンプの男子ノーマルヒルが行われた。
日本勢では五輪初出場の二階堂蓮が好ジャンプを2本そろえ、銅メダルを獲得、今シーズンの好調をそのまま見せた。
一方、北京五輪に続く連覇を狙った小林陵侑は8位、中村直幹は15位で終えた。
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また、本命視されていたドメン・プレブツ(スロベニア)は6位。優勝争いを繰り広げると見られていた今季ワールドカップ総合1位のプレブツや総合2位の小林が、そろって表彰台に上がることができないという展開となった。
前回金メダルの小林が敗れた理由
試合を終えて、小林はまずこのように語った。
「すごくエキサイティングな試合で楽しかったです」
続けて、こう話している。
「今日は2本を通して、すごく合格点のジャンプです。もうちょっと精度を高めて、またビッグジャンプを見せられたらいいと思います」
現地入りしてから調子が上がらずに試合までの日を過ごしてきた。前日8日の練習後も取材を受けることなく、集中を図ってきた。
その状況からすれば、修正を施すことのできたジャンプだという手ごたえはあっただろう。ただ、踏切りから着地まで、すべてが完璧というわけではなかった。その点で、会心のパフォーマンスを2本そろえて金メダルを獲得したフィリップ・ライムント(ドイツ)ら上位陣に及ばなかった。それが8位という結果をもたらしたと言える。

