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高木美帆にリベンジ“お騒がせ女王”レールダムとは? 実は親日家「スシが好きよ」…恋人ユーチューバーとの奔放行動に批判も「彼に感謝してるわ」
posted2026/02/11 11:08
北京のリベンジを果たして高木美帆(右)を破ったユッタ・レールダム(中央)とは? 若き日の取材時の様子から、奔放な私生活までその人物像に迫った
text by

矢内由美子Yumiko Yanai
photograph by
Asami Enomoto/JMPA
落ちたマスカラを気にするそぶりも見せず涙を流す姿が、悲願の五輪金メダルを手にした喜びの大きさを象徴していた。
2月9日に行われたミラノ・コルティナ五輪スピードスケート女子1000mで、北京五輪に続く連覇を狙う高木美帆(TOKIOインカラミ)と最終15組で同走し、1分12秒31の五輪レコードを樹立して優勝したのは北京五輪銀メダルのユッタ・レールダム(オランダ)だ。
オランダの27歳はアウトコースからスタートし、最初の200メートルを全体3番の17秒68で通過すると、そこから先はフルスロットルで出力を上げた。200mから600mのラップは500mレース並みの26秒10。181センチの長身から繰り出すパワフルな滑りで氷をグイグイと押してスピードに乗ると、ラスト1周の落ちも最小限にとどめて会心のフィニッシュを迎えた。
表彰台ではきっちり化粧直し
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1位であることを確認すると、信じられないという表情を見せ、叫び声をあげた。
「自分の名前の横に緑色(五輪レコードの表示)が点灯した瞬間、『ああ、夢が叶った』と思いました。本当に信じられなくて、今も信じられない。最高のタイミングでピークを迎えられて、信じられないほど。本当に、本当に嬉しい」
フィニッシュ直後に涙で流れ落ちたマスカラは表彰式の時点で化粧直しが済んでおり、その後のメダリスト会見ではいつものようにクールビューティーなレールダムがいた。
「レースは疲れました。でも、レース中に疲れを感じても、それを認めてはいけないと分かっていました。『後悔しながら生きたくない。ここまで必死に戦ってきたんだから』と自分に言い聞かせていました」
全力を振り絞ってつかんだ金メダルを愛しそうに見つめた。
1998年12月30日、オランダ西部の町で生まれ、ジュニア時代からスケート王国オランダでトップクラスの成績を残した。2017/18シーズンにはISUジュニアワールドカップで優勝したほか、オランダ国内のジュニアスプリントチャンピオンになり、平昌五輪イヤーの2018年にプロ転向。オランダではプロになることがトップスケーターの証だ。


