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「ご褒美にデコピンと同じ犬種を飼いたい」ビッグエアで日本“金1号”の丸刈りボーダー・木村葵来とは何者?「坊主の理由」「勝利の要因」語った
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矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byNanae Suzuki/JMPA
posted2026/02/09 06:01
ミラノ五輪、日本選手団金メダル第1号となったスノーボード男子ビッグエアの木村葵来。丸刈りのフレッシュな21歳はいかなる人物なのか?
個性たっぷりな「葵来(きら)」の名は、ガンダム好きの父が『機動戦士ガンダムSEED』の「キラ・ヤマト」にちなんでつけたという。木村自身、もちろん気に入っている。
「デコピン」と同じ犬種を飼いたい
優勝のご褒美にはファンである大谷翔平の愛犬デコピンと同じ犬種のコーイケルホンディエを飼いたいと言うが、「お父さんが許してくれない。誰が犬の世話をするんだ、って」と苦笑い。スノーボードで世界を転戦している間は難しいかもしれないが、いつかは実現したいようだ。
会見では木俣と一緒に五輪マークを模した特製メガネをかけて笑顔を振りまくシーンがあった。しかし、五輪の戦いはここで終わりではない。次は2冠を懸けて挑むスロープスタイルが待っている。小学3年生の時に見た14年ソチ五輪のスロープスタイルに憧れて本格的にスノーボードに打ち込むようになった木村にとっては、原点とも言える種目だ。
激戦必至のスロープスタイルへの意気込みは……
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木俣はもちろん、ビッグエアではまさかの12位に沈んだ予選1位の荻原大翔(TOKIOインカラミ)、2回の転倒で11位だった長谷川帝勝(TOKIOインカラミ)が巻き返しを誓っており、スロープスタイルの戦いはより熱を帯びるに違いない。だが、それでも木村が考えることは変わらない。
「2種目で金メダルを獲得することを目標とはしているんですけど、それよりも自分のやるべきことができればいいかなって思っています」
武器は体操競技で鍛えた空中感覚や強靱なフィジカルをベースとする、スムーズな着地。スノーボード界で異彩を放つ丸刈りライダーは、しっかりと地に足をつけながらミラノ・コルティナ五輪を駆け抜けることを誓っている。

