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「ご褒美にデコピンと同じ犬種を飼いたい」ビッグエアで日本“金1号”の丸刈りボーダー・木村葵来とは何者?「坊主の理由」「勝利の要因」語った

posted2026/02/09 06:01

 
「ご褒美にデコピンと同じ犬種を飼いたい」ビッグエアで日本“金1号”の丸刈りボーダー・木村葵来とは何者?「坊主の理由」「勝利の要因」語った<Number Web> photograph by Nanae Suzuki/JMPA

ミラノ五輪、日本選手団金メダル第1号となったスノーボード男子ビッグエアの木村葵来。丸刈りのフレッシュな21歳はいかなる人物なのか?

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矢内由美子

矢内由美子Yumiko Yanai

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Nanae Suzuki/JMPA

 フレッシュな丸刈りの新チャンピオンが誕生した。

 2月7日(日本時間8日未明)にイタリア北部のリビーニョで行われたミラノ・コルティナ五輪、スノーボード男子ビッグエア決勝。日本代表の全4選手を含む12人による戦いで頂点に立ったのは、179.50点を出した2023/24シーズンW杯種目別王者の21歳・木村葵来(きら)(ムラサキスポーツ)。25年世界選手権金メダリストで23歳の木俣椋真(ヤマゼン)も171.50点で2位に続いて、日本人がワンツーフィニッシュを飾った。

日本選手団の金メダル第1号に

 日本男子がこの種目でメダルを獲得したのは史上初。木村は日本選手団の金メダル第1号となった。

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 多くの選手が着地に苦しむ中、1回目に会心のパフォーマンスを見せた。まずはバックサイド1980(横5回転半)で89.00点を記録し、北京五輪金メダルで予選4位の蘇翊鳴(スー・イーミン=中国)を抑えて首位スタートを切った。

 2回目は着地が乱れて15.00点にとどまって4位に後退したが、ここで示したのは抜群の冷静さだ。

「(スタート地点から)下の景色を見て、なんか人がいっぱいいるなーって感じでした」

 物怖じしないメンタルでスタート地点に立つと、12人中9番目の登場となったラストの3回目は会心のラン。2回目で乱れた着地を完璧におさめ、両手を天に突き上げた。電光掲示板に映し出された得点は90.50点。全選手でこの日唯一の90点台を叩き出し、首位に躍り出た。

「(2回目は)ライン取りの位置が悪かったので、そこと、テイクオフの瞬間を修正して3回目を滑りました。ワールドカップでもどこかでミスして次に決めるみたいな感じになっちゃうんで、今日はそれだったかな」

 大観衆から感嘆のため息がもれるほどの完璧な着地だった。

【次ページ】 自分のやるべきことをフルに出せた

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