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高梨沙羅「すごく幸せな気持ち」なぜ“13位でも笑顔”だったのか? 銅メダル・丸山希と“感動のハグ”までの舞台裏…ミラノ五輪で見えた“2人の絆”
posted2026/02/08 17:00
2本目で渾身のジャンプを決めた丸山希と笑顔でハグする高梨沙羅
text by

松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph by
Tsutomu Kishimoto/JMPA
ミラノ・コルティナ五輪における日本選手団メダル1号となったのは、2月7日に行われたジャンプ女子ノーマルヒルの丸山希だった。
1本目のスタート前には、やや緊張の面持ちを浮かべていたが、97mで3位につける。
迎えた2本目。タイミングよい踏切りから空中に飛び出すと距離を伸ばし、100m。残り2名の時点で暫定1位に立ち、表彰台を確定させる。
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すると心からうれしそうに跳び上がって喜び、丸山に駆け寄って祝福する2人の日本の選手がいた。伊藤有希、そして高梨沙羅だった。
競技直後、高梨が丸山を称えた“ある言葉”
そしてすべての選手が飛び終え、丸山の銅メダルが確定する。
自身は17位となった伊藤は、丸山についてこう話した。
「(4年前の北京五輪は)怪我して辛い思いをしてきたと思います。その思いが報われて、最高のオリンピックになったんじゃないかなと思います」
高梨は13位という成績で試合を終えてこう語った。
「希ちゃんが銅メダルを獲る姿を間近で見ることができて、すごく幸せな気持ちになれました。希ちゃんの4年間か、それ以上の時間を一緒にシェアさせてもらって、感じることができて、やっぱりモチベーションが高くなれるものだなって思います」

