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新体操代表・サイード横田仁奈が“アスリート婚”「仕事の引き継ぎで話をするうちに…」元陸上選手と12歳差の結婚秘話「デザートの時に指輪が」
posted2026/01/27 11:01
新体操団体「フェアリージャパン」でロンドン五輪に出場したサイード横田仁奈さん。現在はスポーツ事業を展開する会社で働く一児の母だ
text by

石井宏美Hiromi Ishii
photograph by
Hideki Sugiyama
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「女性は結婚や出産をしたら家庭に入るのが以前は一般的だったと思いますが、私は結婚後も、仕事も家庭でも男性と女性が同じ立ち位置で、夫婦がWin-Winの関係でいられる家庭を築けたらと考えていました」
現役時代、新体操の日本代表として世界各国を飛び回っていたサイード横田仁奈さんは、結婚に対してそんな価値観や理想を描いていた。結婚後も妻や母としてだけでなく、「サイード横田仁奈」という1人の人間としての人生も大切にしたかったからだ。
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独身でも結婚しても、「自分が興味のあるものややりたいことに対して歩み続ける人生でありたい」。そのマインドは彼女の生き方の軸になっている。
「社会に出たい」21歳の若さで引退
15歳で新体操「フェアリージャパン」のオーディションに合格し、18歳でロンドン五輪に出場したサイード横田さんは2015年、21歳という若さで引退を決意。次のステップへ歩み始めた。
「ロンドン五輪の後に怪我で入院したんですが、その時に社会人でも競技を続けて次の(リオ)五輪を目指すのか、それとも卒業して社会に出るのかを天秤にかけた時に社会に出たいという気持ちが強かったんです」
新卒で入社したスポーツ事業を展開する会社で出会ったのが22年から早稲田大学競走部の監督も務める夫の大前祐介さんだった。入社当時は接点がなかったものの、転職する大前さんの仕事を引き継ぐことで連絡を取るようになり、2人の距離がグッと近づいたという。
「会社で見かけることはあったんですけど、オーラがあってあまり声をかけられるような雰囲気ではなかったんです。本当に挨拶する程度でした。でも、彼の仕事を引き継ぐことになりいろいろ話をするようになって。最初は仕事がメインでしたけど、何度もコミュニケーションを取るうちに意外な一面が見えてきて、お互いに徐々に心を開いて親しくなっていきました」


