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1994年生まれ「アスリート黄金世代」の元新体操日本代表・畠山愛理(29歳)が同世代の活躍に思うこと「一番、すごいなと思う存在は…」
posted2024/07/24 17:00
text by
荘司結有Yu Shoji
photograph by
本人提供
新体操日本代表「フェアリージャパン」の一員として活躍した畠山愛理さん(29歳)。幼い頃から将来を嘱望され、中学3年生の時に最年少で代表チームのトライアウトに合格。ロンドン、リオと2度のオリンピックで入賞を果たし、その可憐な演技で大きな注目を浴びた。畠山さんは 1994年生まれ。同級生には大谷翔平選手やフィギュアスケートの羽生結弦さんをはじめ、スピードスケートの高木美帆選手、競泳の瀬戸大也選手など各競技を代表する逸材が揃う。
では、現役時代の畠山さんは彼らからどんな刺激を受けていたのだろうか。同級生アスリートへの想いや同い年の夫・鈴木誠也選手との出会い、アメリカ・シカゴで暮らす畠山さんが刺激を受けている存在とは――?
「黄金世代」選手同士の交流は…?
――1994 年生まれは、各競技を代表する選手が揃う「最強世代」と言われていますね。現役時代、同い年の選手との交流はありましたか?
畠山愛理さん(以下、畠山) 高校時代から、バドミントンの奥原希望選手と高木美帆選手がお友達です。ロシアで合宿している間もニュースで2人の活躍を見て、刺激をもらっていました。
――お二人とはどんなきっかけで知り合ったのでしょう?
畠山 私は基本的にロシアで共同生活を送っていたのですが、帰国した時はナショナルトレーニングセンターで合宿をしていました。そこで「同い年だよ」と紹介してくださった方がいらっしゃったのがきっかけで仲良くなりました。
――ナショナルトレセンで多くの選手と顔を合わせることがあったんですね。
畠山 私の現役生活は家に帰らず、ずっと合宿の日々だったので、とにかく世界が狭かったんですよね。中学3年生から大学4年生までずっと共同生活で、高校も通信制だったので外の人との交流がほとんどありませんでした。なので、同い年の選手と知り合えたのはとても嬉しかったことを覚えています。みんなの活躍に励まされていました。