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スポーツ・インテリジェンス原論BACK NUMBER
「ようやく原(晋)さんも『警戒するのは早稲田』と…」箱根駅伝で「悔しい4位」早大監督が語る青学大との差は?「優勝への道しるべは見えた」
text by

生島淳Jun Ikushima
photograph byNanae Suzuki
posted2026/01/15 11:06
大会後のテレビ番組で来年のライバルを問われ「早大、中大、国学院大」を挙げた青学大の原晋監督。中でも強力ルーキー加入の早大には警戒を露わにした
早稲田はよく戦っている。
他校は10人以上の推薦枠を持ち(早稲田は3~4人程度)、あくまで講義が優先のためライバル校のように11月、12月の合宿も実施できない。いろいろな意味でリソースが限られているが、それを花田監督は嘆かない。あくまで、この環境で早稲田を強くすることを考えている。そして2026年は、チーム内を再編成する1年になるかもしれない。
「エリート」と「たたき上げ」の化学反応
いま、早稲田には工藤、鈴木といった国際大会で活躍を期待される選手たちの層と、今回、9区で区間2位の走りを見せた小平敦之のように、入学以降たたき上げでレギュラーをつかむ層がある。
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「今まではどちらの選手たちも一緒に練習をやってきましたが、今後はスピードに特化した選手たちと、年間を通じてロード、箱根に照準を合わせる選手とに、強化日程を分けることも検討する必要があるかもしれません。そうなると、逆にチームの一体感が必要になってきますが、新キャプテンの小平はみんなを巻き込んでいくタイプなので、良いチームを作ってくれるはずです」
花田監督は、小平の成長にさらに期待を寄せている。
「小平を見ると、学生時代の自分を思い出します。3年生の秋から結果を出し始め、周りからは『調子がいいね』と言われることが増え始める。でも、それは違うんです。調子が良いのではなく、実力がついてきたということなんです。この成長パターンは、私の大学時代と一緒で、来季はさらに飛躍してくれるんじゃないでしょうか」
花田監督は、小平につづく人材を育てるべく、プランを練っている。
「今年の2月には、ハーフマラソンや宮古島駅伝にも出場する予定です。選手たちが実戦経験を積むことで力をつけていって欲しいですね」
現有戦力の上積みを図る一方で、今年の春には有望な1年生が入学してくる。

