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「バモーース!!」久保建英“劇的アシスト”に味方GKが敵陣ゴール付近まで…仲間は絶叫、新監督からハグ「ガッツと勝利の欲求」が窮地ソシエダを救う
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中島大介Daisuke Nakashima
photograph byDaisuke Nakashima
posted2026/01/14 11:05
2戦連続アシストで劇的勝利に貢献したレアル・ソシエダ久保建英
「バモーーース!!」
同点ゴールから打って変わって静まり返るスタジアムに、ソシエダイレブンの喜びの声が響いた。自軍ゴールを守る役割のGKレミーロが敵陣ゴールのサイド付近まで走りこんで、祝福の輪に加わるほどだった。
劇的な一撃で勝ち点3を拾った試合後、ソシエダ指揮官はこのように語っている。
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「勝つことはいつでも良いことだが、2点目を奪ってもっと簡単にしなければならなかった。とてもドラマチックな終わりだった。(同点後)選手たちのリアクションを見られたことは良かった、私たちはガッツと勝利への欲求を見せることができた」
試合中には何度も、ソシエダの各選手が指揮官のもとで話し合う姿が見られた。ピッチ上でも攻守の早い切り替えを繰り返して、ゲームを支配しようとし続けた。同点後もデュエルに勝ち、相手のファウルを誘発し、最後のゴールに結びつけた。ただ度重なったチャンス逸、終了間際の失点を、この劇的ゴールにより全てを良しとする訳にはいかない。
それでもソシエダはこの勝利でヘタフェを抜き11位に浮上。マタラッツォ新監督だけでなく、選手、チームスタッフ、現地メディアを含め、張り詰めきっていた緊張を安堵させるゆとりができるはず。
久保と新監督が“満面の笑み”でハグ
続くミッドウィークの13日に行われた国王杯ベスト16オサスナ戦で、ソシエダは前半で2点リードを許す苦しい展開だったが、75分にトゥリエンテスが追撃のミドルを決める。そして後半アディショナルタイムには久保のクロスを契機にDFスベルディアが同点ゴールをねじ込み、最終的にはPK戦を制して劇的なベスト8進出を果たした。
その一方で久保、オヤルサバルら主力は中3日の試合間隔で120分間のフル出場を強いられた。次戦の相手は、サウジアラビアで開催されたスペイン・スーパーカップでクラシコを制したバルサと、中4日での対戦になる。
新指揮官はヘタフェ戦後、「ポジティブな面はたくさんあったが、たくさんの改善しなければならない面もたくさんある。でも私たちはより良く改善できる、そうなればもっとポイントを稼ぐことができる」と兜の緒を締めている。
試合終了後に見せた、久保とマタラッツォ監督が満面の笑みを浮かべての抱擁が、印象的な1枚となった。
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