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「ベッツは過小評価された」「あれだけ苦しんだロウキが」不調でもドジャース有能編成、マンシーが擁護…LA紙ズバリ「結束は陳腐な美談ではない」
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ジャック・ハリスJack Harris
photograph byImagn/REUTERS/AFLO
posted2025/12/22 06:03
ポストシーズンでの佐々木朗希とベッツ。レギュラーシーズンは苦しんだが、ドジャースの仲間は彼らをフォローした
それまでプロのキャリアで一度もリリーフ登板の経験がなかったにもかかわらず、彼はその提案を受け入れる。そしてプレーオフでは、クローザー不在というチームの大きな穴を埋めた。
ナ・リーグ地区シリーズ突破を決めた第4戦では、3イニング連続で1人の走者も許さない完璧な投球を見せたのだ。
「ロウキが今シーズン、あれだけ苦しんだ後に、あの場面で素晴らしい働きを見せてくれたのは、チームにとって本当に大きかった」
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と、当時マンシーは語っている。
ブルージェイズとのWSは試練だった
ナ・リーグ優勝決定シリーズは、ドジャースが圧倒的な強さを見せつけ、ミルウォーキー・ブリュワーズを難なく退けた。その勝利を支えたのは、ブレイク・スネル(昨オフに1億8200万ドルで加入)、山本由伸(2023年冬に3億2500万ドルで契約)、タイラー・グラスノー(1億3650万ドルで獲得)、そして史上最高の二刀流選手として君臨する大谷翔平(ドジャースの巨額支出をめぐる議論の中心にいる7億ドルの男)の4人が並ぶ歴史的な先発陣による快投だった。
しかし、ワールドシリーズでは強敵が立ちはだかる。トロント・ブルージェイズだ。総年俸2億7800万ドルはMLB5位を誇りながら、ドジャース相手には劣勢と見られていた。
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