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大谷翔平は再び日の丸を背負う?「現時点ではその可能性が高い」MLB記者が断言する理由「何回だろうと出場したい」WBC参戦表明へ秒読み段階

posted2025/11/23 11:03

 
大谷翔平は再び日の丸を背負う?「現時点ではその可能性が高い」MLB記者が断言する理由「何回だろうと出場したい」WBC参戦表明へ秒読み段階<Number Web> photograph by Getty Images

大谷翔平が再び日の丸を背負う日は…

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山田結軌

山田結軌Yuki Yamada

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 来年3月のWBCに向け、日本代表「侍ジャパン」の代表選考が本格化している。一番の注目は、前回優勝の立役者でもあるドジャース・大谷翔平投手が再び日の丸のユニフォームに袖を通すのか、否か、だろう。大谷は「侍ジャパン」に加わるのか、それを可能にする段階は? 二刀流は可能なのか? MLB担当・山田結軌記者が解説する。〈全3回の1回目/つづきを読む〉

◆◆◆

 大谷翔平はWBCに出る。DHとしてはもちろん、投手としてもマウンドに立つ。

 現時点では、その可能性が高い、と私はみている。

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 なぜか――。

 大谷の性格、大会の価値、MLB2026年シーズンの戦い、野球界全体への思い。それらの全ての要素から、「大谷出場」と考える要因を分析し、考察する。

「何回だろうと出場したい」燃えたぎる炎

 まずは、大谷の性格だ。誰よりもハイレベルな勝負を望み、勝利に飢えている。そのモチベーションが尽きないからこそ、二刀流を続けられる。前回大会で侍ジャパンを投打で引っ張り、大会MVPを獲得した。アスリートとして心身の全盛期を迎える今、WBCを辞退する選択は過去の大谷の姿からは、考えにくい。体調に問題なければ、大谷は「出たい」と考えているはずだ。根底には、出場希望がある。それは、過去の発言から明らかだ。

 前回大会の優勝後から、今季終了までの大谷の言葉を紐解いていこう。WBCを巡ってのコメントだ。

 2023年3月21日、マイアミでの優勝会見ではこう話している。

「(次回大会に)出たいですね。僕自身がまずは一定のレベルに居続けるというのが条件ですし、もちろんそうなるように最善の努力を毎年したいと思います」

【次ページ】 「特別な瞬間」ジャッジ出場を受けて

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