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大谷翔平は再び日の丸を背負う?「現時点ではその可能性が高い」MLB記者が断言する理由「何回だろうと出場したい」WBC参戦表明へ秒読み段階 

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山田結軌

山田結軌Yuki Yamada

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posted2025/11/23 11:03

大谷翔平は再び日の丸を背負う?「現時点ではその可能性が高い」MLB記者が断言する理由「何回だろうと出場したい」WBC参戦表明へ秒読み段階<Number Web> photograph by Getty Images

大谷翔平が再び日の丸を背負う日は…

 ただ、直近の発言では大谷が出場できるのか、あるいは出場したいのか、微妙な表現だった。今夏のオールスター前日会見では、こんな言葉を口にした。

「来年の3月に関しては今年が終わった時点で考えればいいのかなと思います」

 一見するとトーンダウンしたようにも聞こえる。あるいは、シーズン後半戦を見据え、ドジャースのワールドシリーズ連覇に集中する発言だったのかもしれない。

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 シーズン終了後、MVP受賞時の電話会見では、以下のように話している。

「WBCに関してはまだ、球団を通してというか、個人の間ではちょっとやり取りができないので、球団からどうなるか、まずは連絡を待っている。みんなそういう段階じゃないかな、と思うので、まだこれから先に(出場の可否が)決まっていくことなのかな、と思っています」

「参戦表明」は間もなくか

 エンゼルスに在籍していた前回大会で、WBC参加を表明したのは大会前年の11月17日だった。12月上旬にはパドレスのダルビッシュ有、カブスの鈴木誠也ら他のメジャー組も相次いで参加を発表。このスケジュールを踏まえれば、メジャー組の参加表明は、間もなくだ。そして、公に発表ができなくとも本人の心は決まっているのではないだろうか。

 侍ジャパンの井端弘和監督は、メンバーの構成上、先にメジャー組の枠を決めなくてはならない。メジャー組出場の可否によって国内組のメンバーを絞り込むことになる。特に大谷は主力の先発投手であり、中心打者であり、DH枠をほぼ専有する。まさに今、井端監督らNPBのスタッフは具体的に踏み込んだ交渉をしているはずだ。

 そして、出場は本人の意向だけでは、決まらない。大谷自身と侍ジャパンには、WBC招集へ、乗り越えなければいけないハードルが「3段階」ある。〈つづく〉

#2に続く
大谷翔平WBC出場へ「球団と選手の契約書に“出場禁止”の条項はない」侍ジャパンへ3つのハードル「ドジャース」「選手会」「代理人」それぞれの思惑
この連載の一覧を見る(#1〜3)

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