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熱狂とカオス!魅惑の南米直送便BACK NUMBER
「ケイトとダイゼンは低迷を脱した」日本代表序列争いをブラジル人記者が斬る…ボランチは遠藤航か佐野海舟か問題も言及「純粋なプレーでは」
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沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byKiichi Matsumoto
posted2025/11/21 17:26
ボリビア戦で技巧的なゴールを奪った中村敬斗。負傷で招集外が続く三笘薫との左サイド定位置争いも熱くなりそうだ
「2人とも良かったけれど、純粋にプレー面だけを比べたら佐野の方が上だったと思う。今後のクラブでのプレー内容にもよるわけだけど、7カ月後のW杯で、佐野が遠藤に代わって先発する可能性はあるだろうね」
――今回の2試合は鈴木彩艶、町田浩樹、伊藤洋輝、高井幸大、三笘薫、伊東純也らが故障で欠場したが、中村や佐野を筆頭にした2番手、あるいは鈴木淳之介らさらなる新世代の選手が台頭した。各ポジションの序列争いが激化しそうです。
「その通り。近年、日本のフットボールが進化を遂げている証拠だね」
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――このような状況で、さらなる戦力アップが望まれるポジションは?
「以前から言い続けているけれど、やはりCF。今季、上田はオランダリーグで絶好調だけど、この調子をシーズン終了まで、さらにはW杯が終わる7月まで持続できるかどうか。小川航基と町野も、結果を出しつつある。しかし、世界の強豪国は極めて強力なCFを複数揃えている」
久保も言っていた「実力」を上げるために
――12月5日、W杯の組み合わせ抽選会が行なわれる。日本は初めてポット2に組み込まれ、好成績が期待される。これからW杯開幕までに日本がやるべきことは?
「同組に入った相手を、総力を上げて研究しなければならない。今後の強化試合は、事実上、来年3月の2試合だけ。欧州のできるだけ強い相手と対戦して、さらなる課題を洗い出したい」
――ポッド2に入ったとはいえ、あくまで仮定ですが「アルゼンチン、日本、ノルウェーもしくはエジプト、イタリア」のような振り分けになれば、十分厳しい組み合わせと言えます。だからこそチームとしての課題の洗い出しは重要ですね。一方で個々の選手がやるべきことは?
「所属クラブでさらに成長し、常時出場して結果を残すこと。故障を抱えている選手はしっかり治し、可能な限りコンディションを上げてもらいたい」
11月の連戦を前にしたユニフォーム発表会に出席した久保は、W杯に向けて必要なものを問われると「運や勢いも大事かなとは思うんですけど、結局最後のところは上に行こうと思ったら実力が大事。僕を含めてですけど、切磋琢磨してお互いの実力を極限まで上げていけたらなと思っています」と語っている。チアゴ記者が最後に指摘した点を、選手たちが自覚している証といえる。
いつもながら、日本のフットボールへの深い愛情を抱きつつも、日本メディアとは異なる視点と率直な意見を提示してくれた。

