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日本代表メンバー発表「W杯もあり得る」“トルシエ元監督が買う5人”は鈴木淳之介と…「あのミスがなければ0-5かも」ブラジル戦には“お小言”
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田村修一Shuichi Tamura
photograph byEtsuo Hara/Getty Images
posted2025/11/06 17:17
パラグアイ戦、ブラジル戦とDFで存在感を発揮した鈴木淳之介。トルシエはW杯メンバー入りもあるとみている
「前半のパフォーマンスの責任を取る必要はある。堂安と中村、久保、南野、上田綺世という攻撃陣――佐野海舟もまた前がかりだった――は攻撃に重きが置かれ、ブラジルのような相手に対し少し野心的すぎたかも知れない。
実際、日本の最初の失点は、左サイドの守備組織が軽かったために生じたものだ。南野と佐野、鈴木淳之介の守備に問題があった。そして2点目は、右CBの渡辺剛がラインの立ち位置を読み誤るという小さなミスを犯した。そうしたミスは正していかねばならない。W杯ではブラジル戦のような望外な贈り物がもらえるとは限らない。前半に関しては、あれだけ野心的な布陣で臨んだことの責任を、教訓として考慮せねばならない」
ブラジル相手で、それはちょっとやり過ぎだ
――どうすればよかったのでしょうか。
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「もう少し守備的な布陣でより低いブロックを敷いて臨めば、もっといいスタートを切れたし、攻撃のトランジションも効果的だっただろう。W杯のドイツ戦やスペイン戦のように、日本は異なる戦術的なアプローチを取れる有効な攻撃のカードを何枚も持っているのだから、そういう戦い方ができたハズだ。
以上は考慮に値する分析だ。このブラジル戦はひとつの運命的なプレー、ミスによって決まった。もちろんブラジルには疲労もあったし、伊東の投入がことのほか効果的だった。さまざまな条件が日本に有利だった。
それでも問題視せざるを得ないのは、対戦相手を考慮したときにスターティングメンバーがちょっと野心的すぎたことだ。森保が前半に送り込んだチームは、60~70%ボールを保持して攻撃することを目指したチームだった。相手がブラジルでは、それはちょっとやり過ぎだ。その点は強調しておきたい」
ジュンノスケ、ワタナベ、そして…
――個々の選手では誰が目立ちましたか。フランス組(南野、中村、伊東)や堂安などの名前はすでに挙がっていますが。
「佐野が相変わらず良かった。彼を選んだのは森保の慧眼で、そのテクニックもキャラクターも申し分ない。逆に鎌田大地はあまり感心しなかった。ボールを持ったときの彼は素晴らしいが、そうでないときの態度は感心できるものではなかった。不満を露わにし、チームメイトとのコミュニケーションも十分とはいえない。コレクティブな態度に大いに不満が残った。素晴らしい選手であるのは間違いないが、イタリアに移籍した後にイングランドに移った今日まで、ドイツでプレーしていたときとは態度が変わってしまったように感じる。
あとは鈴木淳之介や渡辺剛も興味深かった。

