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「コーチする中で一番好きな選手だ。内緒だよ」すっかり“古株”な八村塁にレイカーズ指揮官が託した“新しい役割”とは? レブロンと目指すNBA優勝 

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宮地陽子

宮地陽子Yoko Miyaji

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photograph byImagn/Reuters/AFLO

posted2025/10/24 17:03

「コーチする中で一番好きな選手だ。内緒だよ」すっかり“古株”な八村塁にレイカーズ指揮官が託した“新しい役割”とは? レブロンと目指すNBA優勝<Number Web> photograph by Imagn/Reuters/AFLO

レイカーズに加入して4年目を迎える八村塁(28歳)

 2年前の夏にレイカーズと交わした契約は来年6月に切れるが、現時点ではまだ契約延長は成立していない。八村だけでなく、契約最終年になる他の選手も同様だ。ロブ・ペリンカGMは「今の労使協定のなかでは選択肢を残しておくことが大事」と説明している。その選択肢のなかに八村とシーズン中に契約延長、またはシーズン後に再契約することも入っているのは確かだが、一方で八村をトレードで出して別の戦力を獲得するという可能性も視野に入れている。

 いつまでレイカーズにいられるかわからないことについて、メディアデーで地元記者から聞かれた八村は、「それはビジネス面のこと。自分では何もできないことなので、自分としてはチームが今シーズン優勝するために必要なことをやるだけ」と断言した。自分がコントロールできることに集中し、そうでないことに左右されない。そのメンタリティも、NBAの中で学んできたことだ。

2年連続で開幕スターター

 10月21日、西海岸のライバルチーム、ゴールデンステイト・ウォリアーズ相手に、レイカーズの2025-26シーズンが開幕し、八村は昨季に続いて、2年連続で開幕戦にスターターとして出場した。

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 この試合でも、いつものように「チームの中でどうフィットインするか」ということを第一にプレーした。相手からそのシュート力を警戒されるなか、シュートの機会は3ポイントショット6回にとどまったが、前半の終わり際に、2本連続で成功させ、チームの一時逆転に貢献した。試合後、「流れを変えられるようなシュートを決めたり、プレーができるように、いつも心がけています」と語った。

 試合は109-119で敗れ、シーズンは黒星発進となった。それでも、チームとしても個人としても、大事なのはシーズンを通してどれだけ成長できるか。たとえば、新たに加入したセンターのデアンドレ・エイトンがインサイドにいるときに、どう合わせて動いたらいのか。「前とは少し違うから、タイミングなどをどうしたらいいか考えなくてはいけない。チームとして解決法を見つけなくてはいけない」と、前を向いた。

【次ページ】 絶対に優勝したいもう一つの理由

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#ロサンゼルス・レイカーズ

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