「コーチする中で一番好きな選手だ。内緒だよ」すっかり“古株”な八村塁にレイカーズ指揮官が託した“新しい役割”とは？ レブロンと目指すNBA優勝 

　目標は今季も変わらず優勝だ。レイカーズに移籍して以来、毎シーズン、本気で優勝を目指しているが、今季は自分のためだけでなく、チームメイトのレブロン・ジェームズのために優勝したいという思いも強い。八村がレイカーズに加わって以来、身近で見て、共にワークアウトをして、多くを学んできた偉大な選手だ。12月には41歳となる彼にとって今季が現役最後のシーズンになる可能性もあるだけに、何としても優勝したいのだ。

息子ブロニー（左）とレイカーズに所属するレブロン・ジェームズ。メディアデーでの撮影では、八村がいたずらにスマートフォンを向けるシーンも　©︎Robert Gauthier/Los Angeles Times via Getty Images

「彼はバスケットボールが大好きなんだ。世間が彼の引退の話をしているときに、彼はまだ続けたくて、上達しようとしている。もう一度優勝したいと思っていて、それが、まだ現役を続けている理由だと思う。だから、僕らはチームとして彼を支えなくてはいけないんだ」

　目の前の課題を解決し、チームメイトと協力して道を探しながら、NBA優勝を目指す日々が始まった。〈前編から読む〉