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メジャー挑戦目指すヤクルト・村上宗隆を狙う球団は…筆頭は“年俸総額500億円越え”東海岸の金満球団?「編成本部長が夏に日本を訪れた」

posted2025/10/20 06:01

 
メジャー挑戦目指すヤクルト・村上宗隆を狙う球団は…筆頭は“年俸総額500億円越え”東海岸の金満球団?「編成本部長が夏に日本を訪れた」<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

2022年に日本人最多となる56本塁打と三冠王を同時に達成したヤクルトの村上宗隆。日本屈指のスラッガーを狙う球団はどこ?

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一野洋

一野洋Hiroshi Ichino

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Hideki Sugiyama

 今オフ、ポスティングでのメジャー移籍が有力と目されているヤクルトの村上宗隆。NPB球団への移籍金としては「史上最大規模」とも言われる大型契約も想定されるというが、現地メディアは日本の三冠王の価値をどう見ているのか。また、興味を持っている球団はどこなのだろうか。《NumberWebレポート全2回の2回目/最初から読む》

 日本球界を代表するスラッガー・村上宗隆が、この冬ついに海を渡る。

 6月には東京ヤクルトスワローズの球団社長が移籍容認の姿勢を示し、10月にはMLB公式サイトに「今オフの目玉獲得候補」として報道されている。

 そんな村上の行き先を左右するのは、三塁、一塁、あるいはDH──どの枠を空けられるかというチーム事情である。

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 各球団が今オフの戦略をどう描いているのか。その構想を読み解くと、村上を軸にした再編の輪郭が見えてくる。

メッツは「編成本部長が8月に視察」

 比較的早い段階から動きを見せているのがニューヨーク・メッツだ。MLB公式サイトは「デビッド・スターンズ編成本部長が8月に日本を訪れ、村上を視察した。その試合で村上はサヨナラ本塁打を放った」と報じており、実際に現地で視察が行われたことを裏付けている。

 ピート・アロンソの契約オプトアウトにより一塁が空く可能性が高く、25歳の村上は中長期的な主軸候補として最もフィットする。ニューヨークという巨大市場を考えても、注目度では筆頭格だ。

【次ページ】 フィリーズはホームラン王の「後釜」として?

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