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メジャー挑戦目指すヤクルト・村上宗隆を狙う球団は…筆頭は“年俸総額500億円越え”東海岸の金満球団?「編成本部長が夏に日本を訪れた」 

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一野洋

一野洋Hiroshi Ichino

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posted2025/10/20 06:01

メジャー挑戦目指すヤクルト・村上宗隆を狙う球団は…筆頭は“年俸総額500億円越え”東海岸の金満球団?「編成本部長が夏に日本を訪れた」<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

2022年に日本人最多となる56本塁打と三冠王を同時に達成したヤクルトの村上宗隆。日本屈指のスラッガーを狙う球団はどこ?

フィリーズはホームラン王の「後釜」として?

 同地区のフィラデルフィア・フィリーズも有力候補の一角だ。

 FAとなるカイル・シュワーバーの後任としてDH起用が検討されており、ブライス・ハーパーを外野に戻して一塁を空ける、あるいはアレック・ボーム(三塁)をトレードに出す構想も浮上している。

 MLB公式サイトも「フィリーズはシュワーバーの代役として村上をDHに起用する可能性がある」と指摘している。ハーパー、トレイ・ターナーらが並ぶ強力打線に村上が加われば、リーグ屈指の破壊力を持つラインナップが完成する。

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 アメリカン・リーグではシアトル・マリナーズの動向が興味深い。2025年シーズンに238本塁打を放ち、メジャー全体3位の本塁打数を誇るが、一塁ジョシュ・ネーラーと三塁エウヘニオ・スアレスがFAを控えており、内野の再編が急務。強力な投手陣を支える長期的な中軸として、村上のような左打者は理想的な補強といえる。

 ボストン・レッドソックスも候補の一つだ。

 アレックス・ブレグマンがオプトアウトすれば三塁が空席となる見込みで、その穴を埋める人材として村上は有力だ。加えて一塁兼任も可能で、DHとのローテーション起用も現実的。過去に松坂大輔、上原浩治、岡島秀樹、現在も吉田正尚と日本人選手を擁した実績があり、受け入れ体制の整った球団でもある。

【次ページ】 ストーブリーグ「主役」の命運は果たして

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