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メジャー挑戦目指すヤクルト・村上宗隆を狙う球団は…筆頭は“年俸総額500億円越え”東海岸の金満球団?「編成本部長が夏に日本を訪れた」 

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一野洋

一野洋Hiroshi Ichino

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posted2025/10/20 06:01

メジャー挑戦目指すヤクルト・村上宗隆を狙う球団は…筆頭は“年俸総額500億円越え”東海岸の金満球団?「編成本部長が夏に日本を訪れた」<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

2022年に日本人最多となる56本塁打と三冠王を同時に達成したヤクルトの村上宗隆。日本屈指のスラッガーを狙う球団はどこ?

 そして当然、ロサンゼルス・ドジャースの名も外せない。フレディ・フリーマン(一塁)、大谷翔平(DH)、マックス・マンシー(三塁)と主軸が固まっており、短期的には出場枠が限られる。

 それでも、ドジャースが日本人スターを継続的に迎え入れてきた流れを考えれば、村上の獲得は「象徴的な補強」として検討される可能性がある。マンシーの契約見直しや将来的なロスター再編を見据えた場合、長期的な視野での投資先としては十分にあり得る選択肢だ。

 西海岸ではサンフランシスコ・ジャイアンツの動向も注目される。

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 三塁にはマット・チャップマン、DHにはラファエル・デバースが控えるため、一塁起用案が有力視されている。すでに韓国のイ・ジョンフを獲得しており、アジア市場戦略を進める球団として村上はピタリと合う。

 MLB公式サイトは「ジャイアンツは村上を一塁で起用する可能性がある」と伝えており、戦力・マーケティング両面で価値の高い補強になると見られている。

ストーブリーグ「主役」の命運は果たして

 かようにこの冬、ストーブリーグの主役は間違いなく村上だ。

 25歳のバットが、いま世界最高峰の舞台へと挑戦状を叩きつけようとしている。そのスイングをMLBの舞台で目にする日が、もう目前に迫っている。

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