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大谷翔平に異変「バレた弱点」調べてわかった“不調の原因”…調子狂わせたフィリーズの異例作戦「オオタニだけ確実に抑える」ドジャース編成も驚いた
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水次祥子Shoko Mizutsugi
photograph byGetty Images
posted2025/10/16 17:06
ポストシーズンでスランプに陥ったドジャース大谷翔平。復活なるか?
ドジャースといえば、守護神のタナー・スコットも左腕だ。今季終盤からポストシーズンにかけて不振に陥ったものの、ドジャースに移籍するまでは大谷キラーと呼ばれたほどで、パドレスに所属していた昨季の地区シリーズでは5試合中4試合に投げ大谷に対しては4打席で4三振と、まさに大谷を支配していた。そのスコットもアームアングルは35度とサイド気味だ。
元メジャーのスター内野手でMLBネットワークの解説者ハロルド・レイノルズ氏は、NLCSが開幕する直前の番組で、大谷のスランプをこう分析した。
「フィリーズの投手陣がすご過ぎたんだよ。とことんコーナーを攻め、打てる球を投げてもらえなかった。1、2球は打てる球がきたかもしれないが、ほとんどなかった。フィリーズの左投手陣はエリートであり、エリートがエリートをねじ伏せた。フィリーズはまるで、アウトにしなければならない打者はオオタニただ一人だけのような戦い方をしていた。だがドジャースには他にも武器がそろっているのでシリーズを勝つことができたんだ」
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そして、大谷の復調の見通しをこう話していた。
「ブルワーズとのシリーズでは、大一番で大きな働きをすると思う。相手には左腕が少ない。ホセ・キンタナに対しては過去によく打っている(6打数2安打、2本塁打4打点)」
ブルワーズ戦で復活予想あったが…
米専門ポッドキャスト「ドジャース・テリトリー」のホストを務めるクリント・パシラス氏もNLCSが開幕した日の配信で「いろんな人から話を聞いたらこう言われた。ブルワーズにはサイドスローの左腕、サンチェスやスアレスやルサルドのような投手はいないから、オオタニは打てるようになるとね」と話していた。
ブルワーズがNLCSに出場登録している投手は12人。そのうちの左腕はアーロン・アシュビー、ロバート・ガサー、ジャレド・ケーニッグ、ホセ・キンタナの4人。アームアングルを調べてみるとアシュビーは平均50度と高く、キンタナも42度と高めだが、ガサーは28度、ケーニッグは31度と低い。つまり腕の角度からいけば、ガサーとケーニッグは大谷の弱点とされるサイド左腕ということになる。

