「昨年1秒差落選で涙のあの大学」「生まれ変わったあの伝統校」は？ 箱根駅伝予選会の有力校を大予想！ 結果を左右する“不確定要素”とは？ 

昨年1秒差で落選の東農大、好タイムを持つ山梨学院大

昨年の予選会、1秒差で出場を逃した東農大のエース前田和摩は体調不良で登録外だった。今季は雪辱なるか　©Yuki Suenaga

　東京農大は、前回の箱根予選会11位で10位の順大とわずか1秒差に泣いた。全日本地区選考会は13位、上位10名の平均タイムは10000mが29分10秒39で12位だ。昨年は走れなかったエースの前田和摩（3年）に加え、前回悔し涙を流した栗本航希（3年）ら5名が登録されている。1年前の悔し涙をうれし涙に変えることができるか。

山梨学院大のブライアン・キピエゴは昨年予選会全体2位の活躍を見せたが、本大会は補欠登録。心中期するものがあるだろう　©Nanae Suzuki

　山梨学院大は、前回の箱根予選会3位、箱根本戦が18位、全日本地区選考会は14位に終わった。だが、上位10名の10000mの平均タイムは、28分57秒11で全体の4位。箱根予選会には、前回の予選会で2位のブライアン・キピエゴ（3年）を始め6名の経験者、箱根駅伝で出走した8区で3位と好走した阿部紘也(ひろや)（2年）ら本大会経験者5名が登録されている。前回の箱根予選会ではキピエゴをフリーで走らせ、3グループでの集団走で結果を出した。今回、キティちゃんが新たにスポンサーにつき、ファンが増えそうだが、個々の選手のタフさ、持ちタイムからしても予選突破の可能性はかなり高い。

芝浦工大は名将の改革やいかに

「15位以内が目標」という徳本一善監督が率いる芝浦工大も注目のチーム。10000mの平均タイムは30分16秒23で27位。タイム的には厳しいが、ドラスティックな改革で戦う集団になってきた。果たして、就任1年目の目標をクリアできるかどうか。

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