英国人記者「あんな笑顔のミトマ、見たことない…」今季初アシスト直後…ブライトン三笘薫が現地記者を笑わせた一コマ「そんなことはない」 

　三笘は、ベルギーのロイヤル・ユニオン・サン＝ジロワーズへのレンタル移籍を経てプレミアリーグに参戦した。対する田中も、ドイツ2部のデュッセルドルフで3シーズンを戦い、さらにリーズへの移籍を機に「世界で最も過酷な2部リーグ」と呼ばれるチャンピオンシップの激闘を戦い抜いた。2人ともプレミアへの道は決して平坦ではなかった。

　田中がイングランドにやって来てから、三笘はスマートフォンでお互いの近況報告をしているという。二人が共通しているのは、「もっと上へ」という姿勢だ。たしかに、2部時代の昨シーズンに田中を取材したときも、彼の口から「もっと」というフレーズが何度も聞かれた。プレミアリーグに辿り着いただけで満足していない──。向上心の塊である二人だからこそ、サッカー発祥の地イングランドでの活躍を誓う。

　思い返すと、マンチェスター・C戦で1－1の同点に追いついた際も、三笘はチームメートとの祝福をサッと済ませ、フィールドプレーヤーで一番最初に自陣へ戻った。0－1で相手にリードされていた時も、「全然まだまだ（勝利は）あると思っていました」（三笘）。つまり、いち早くリスタートし、逆転ゴールを狙っていたのだ。0−1で負けていたときも、1−1の同点に追いついたときも、三笘の頭には「勝利」の2文字しかなかった。

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　田中との「プレミアリーグ共演」について語った言葉と、マンチェスター・C戦での同点ゴール時の姿が、きれいに重なったような気がした。

　28歳で迎えた、プレミアリーグ挑戦4年目──。新たな戦いがまた始まった。