英国人記者「あんな笑顔のミトマ、見たことない…」今季初アシスト直後…ブライトン三笘薫が現地記者を笑わせた一コマ「そんなことはない」 

　だが上機嫌というわけでもない。「勝利がない状況でインターナショナルブレイクに入れば、なかなか厳しかった。ここで勝つことで、みんなもスッキリして行ける」と話したように、チーム状況が必ずしも芳しくない中で初勝利を掴んだことに、ひたすら安堵している様子だった。

　そんな三笘が、記者団を笑わせた一コマがあった。先輩記者が「同点ゴールの直後、英国人記者が『あんな笑顔のカオルは見たことがない』と話していたけど……」と尋ねたとき。三笘は下を向いたまま間髪入れずに「（そ）んなことはないと思います」とツッコミ気味に早口で返した。絶妙な間合いの受け答えがおかしく、記者団は思わず笑ってしまったのだ。

　試合後、三笘は日本代表の試合が行われるアメリカに向けて機上の人となった。9月シリーズでは、アメリカとメキシコと対戦。来年W杯の開催国となるアメリカでの大事な試合だ。すでに対戦国の情報やイメージを持っているのか、三笘はこう話した。

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「相手は強度が高い。自分たちがどういう戦いをするかわからないが、狙いを持ってやりたい。どれだけできるか試したいです」

リーズ田中碧と“スマホでやり取り”

　今節のマンチェスター・C戦を終え、プレミアリーグは第3節を消化した。

　思い返せば、昨季のチャンピオンシップを制したリーズがプレミア昇格を決め、今シーズンから三笘と田中碧がしのぎを削ることになった。

　2人は、神奈川県川崎市の鷺沼小学校の出身。少年時代にボールを追いかけた幼馴染であり、川崎フロンターレユースでも共に技を磨いた。その2人が今、世界最高峰の舞台プレミアリーグで戦っている。「2人ともプレミアまで辿り着きました。感慨深いところもあるのでは？」と聞いてみると、三笘は静かに答えた。

「そうですね。お互いに『もっと上を』と目指してきたところで、ここまで来ることができた。それは嬉しいです。だけど、お互いに今シーズン、どう活躍できるかの方が大事になる。またそこを見てもらえたら嬉しいですね」

　なるほど、と思った。

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