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<単独インタビュー>大谷翔平が明かす「リハビリ登板を決めた理由」二刀流だからこそ…「僕の性格上、実戦で投げたほうがスピードが上がるタイプ」 

text by

石田雄太

石田雄太Yuta Ishida

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photograph byNanae Suzuki

posted2025/08/13 11:07

<単独インタビュー>大谷翔平が明かす「リハビリ登板を決めた理由」二刀流だからこそ…「僕の性格上、実戦で投げたほうがスピードが上がるタイプ」<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

Number最新号で単独インタビューに応じた大谷翔平。前編では投手として「リハビリ実戦登板」を決めた理由について明かした

「いや、僕が代理人のネズ(・バレロ)を通じてフリードマンと話をしているうちに、そのやり方のほうが投げていてスピードも出るし、強度も上がってくるから、強度が上がる分、ボリュームを落として、まずは実戦で1イニングから入っていくのがいいんじゃないかということになったんです」

僕の性格上、実戦のほうが球速が上がるタイプ

――2度目のリハビリは慎重でなければならないという前提がある中、実戦で強度を上げるとなると怖さもあったと思いますし、公式戦で投げる責任やプレッシャーもかかってきたんじゃないですか。

「どうですかね……でも、ライブBPのときに94~95マイルくらいまで出ることは確認できていましたし、そのくらい出れば試合を作ることはできると思っていました。そもそも僕の性格上、実戦で投げたほうが球速が上がってくるタイプで、ブルペンでは全然、スピードが出ないんです。だからライブBPで投げていても、やっぱりどうなんだろうなという不安が拭えなかったし、実戦で投げたとき、本当に99とか100マイルが出るのか、はたまた出ないのか、そこを確認したいという気持ちもありました。だから、実戦だからいい結果を絶対に出さなきゃいけないという、そっちの不安はなかったですね。チーム状況を考えてもその時点では、たとえ僕が点を取られたとしても2、3イニングを消化できたほうがチームにとって価値があるという状況でしたし、ブルペンの負担を減らせるポジションに自分がいるなら、それはぜひやりたいです、という感じでした」

<続く>

【続きを読む】サブスク「NumberPREMIER」内の《独占インタビュー》「僕が打てないボールを投げたい」大谷翔平が語る投手としての未来…譲れない「パワーピッチャーの条件」とは?【前編】で、こちらの記事の全文をお読みいただけます。

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