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《独占インタビュー》「僕が打てないボールを投げたい」大谷翔平が語る投手としての未来…譲れない「パワーピッチャーの条件」とは?【前編】

2025/08/07
Numberの独占インタビューに応じた大谷翔平
ついに投手復帰を果たし、再び二刀流の歩みが始まった。ノーワインドアップを採り入れ、メジャーでの自己最速を記録。好調な打撃に負けじとマウンドでも存在感を見せている。シーズン前半戦を終えた時点で、投打の手応えを語った。《独占インタビュー後編はこちらから》(原題:[単独インタビュー]大谷翔平「僕が打てないボールを投げる」(前編))

――今年でオールスターゲームは5年連続の出場となりました。もはや常連のような雰囲気が出てきたんじゃないですか。

「いや、常連感はないですけど(笑)、今年のオールスターはルーキーとか若い選手がたくさん選ばれていたので、僕も年齢が中盤から上のほうになってきているなという感じはありました」

――ア・リーグで3年、ナ・リーグで2年の出場ということになりますが、オールスターでの大谷さんの居心地は変わってきているんでしょうか。

「そうですね……オールスター期間中の流れもだいたいわかってきたので、自由に動けるようにはなりました。初めて選ばれたときは、何をやればいいのかも、いつ練習すればいいのかもわからなかったので、そういう違いはあると思います」

――5年連続での選出を果たした選手は限られています。ブルージェイズのウラディミール・ゲレーロJr.選手、ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手、チームメイトのフレディ・フリーマン選手など……オールスターのメンバーが激しく入れ替わる中、ずっと変わらず、そこにいる選手たちに共通するところを何か感じますか。

「もちろん、それぞれの選手の個性はあるんですけど、みんな、やることがきっちり決まっているなと思いました。どこへ行っても、それこそオールスターへ来ても、ルーティンをパッパッパッとやる感じ。長く一流としてやっている選手というのは、自分のやるべきことをわかっている印象があります。僕がオールスターのとき、たまたまウェイト・トレーニングのプログラムが入っていたのでウェイトルームへ行ったんですが、そこに来ていた選手の中には、ウェイトをやっている人もいればストレッチだけのために来ていた人もいました。みんな、それぞれのメニューをパッパッとこなしていく感じがあったので、そこはさすがだなと思いましたね」

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photograph by Nanae Suzuki

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