ゴルフPRESSBACK NUMBER
渋野日向子「ご飯行こうよ~アハハ」米女子ゴルフ日本勢躍進のウラに“メンター渋野”の存在? アメリカ人記者が絶賛「シブノの優勝が流れをつくった」
text by

南しずかShizuka Minami
photograph byShizuka Minami
posted2025/06/25 06:01
今年4月のシェブロン選手権で山下美夢有(右)と談笑する渋野日向子
ニコルス氏が指摘するように、今季から過去最多の13名が本格参戦する日本人選手たちが互いに刺激し合っている様子は、それぞれの言葉から感じとれる。
「渋野選手の最後まで諦めないという姿勢を見て、私も頑張ろうと思った」
6月上旬、ウィスコンシン州で行われたメジャー第2戦「全米女子オープン」の最終日、ルーキーの竹田は渋野と初めて同組でプレーした。3日目を終え、2人とも首位と2打差という優勝を狙える位置。最高峰の大舞台ではプレッシャーや緊張が高まり、プレーに影響が出ても当然だが、渋野の存在が背中を後押しした。竹田は終盤まで優勝争いを演じ、海外メジャー自己最高の2位。渋野自身も7位に入った。
ADVERTISEMENT
竹田の想いを渋野に伝えると「えー、ありがたい。本当に良きライバルであり、良き友人っていうんですかね。後輩ではありますけど、自分も本当に頑張らんといけんと思いながらプレーしてました」と、先輩としての顔を覗かせる。
刺激を受けているのはルーキー竹田の活躍だけではない。米ツアー本格参戦して4年目、気づけば後輩が増えた26歳の渋野が続ける。
「泣きそうになるぐらい感動したし…」
「日本人の選手全員と言っても過言ではないぐらい。(西郷)真央ちゃんの優勝はすごく刺激になったし、(岩井)千怜ちゃんのメキシコの優勝もそう。あと(西村)優菜ちゃんのバーディーも泣きそうになるぐらい感動したし……諦めない気持ちをみんな持っていて、その気持ちがプレーに表れている。すごく刺激になりますよね」


