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佐々木朗希の今季絶望より深刻な「コミュニケーション不足」問題…「ロウキには学んでほしい」ドジャース監督、球界OBが指摘「見直すべき要素」 

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笹田幸嗣

笹田幸嗣Koji Sasada

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posted2025/06/23 11:02

佐々木朗希の今季絶望より深刻な「コミュニケーション不足」問題…「ロウキには学んでほしい」ドジャース監督、球界OBが指摘「見直すべき要素」<Number Web> photograph by Getty Images

6月15日にドジャース・ロバーツ監督が語ったのは、佐々木朗希の今季終了が「現実的」だとする衝撃の内容だった

「画像を撮っても分かるように、これという、治すための原因やそういうものがつかめていないので、そこをまず見つける作業になる。(違和感の原因も)これという確証はないので、これから根気よく向き合っていかないといけない状態ではあります」

 先のロバーツ監督の言葉にもあるように、原因や対処法が不透明なことばかりでは、最新のアメリカスポーツ医学をもってしても、方向性が見えてこない。そして、ロバーツ監督はこんなことを付け加えた。

「痛みというより、張りや違和感、力が入りづらいといった類のもので、痛みとは少し違う印象だ。そこは本人でないと分からない部分も多い」

「ロウキには学んでほしいと思う」指揮官が漏らした言葉

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 復帰へのポイントは双方のコミュニケーションが最も重要であり、鍵になるだろう。だが、肝心のそのコミュニケーションにおいて、これまで佐々木サイドと球団の関係は良好だったのだろうか。負傷者リスト入り後、ロバーツ監督はこんな言葉を漏らしている。

「彼は本当に競争心が強い選手で、『チームの力になりたい』と強く思っていた。投手陣が疲弊していることも理解していて、自分のコンディションは、なんとかコントロールできると感じていたようだ。でも実際には、パフォーマンスの安定性が欠けてきて、球速の落ち込みも見られるようになった。それをきっかけに、ようやく、彼自身が我々に症状を伝えてくれた。

 このことは朗希に限った話ではないが、多くの選手が自分の体調や状態をこちらに伝えてくれないことがある。だが、コミュニケーションは一方通行ではなく、双方向であるべきだ。選手が何も言わなければ、我々としては状況を知ることができない。だから今回の件を通じて、朗希には『率直に伝えることの大切さ』を学んでほしいと思う。もしオープンにコミュニケーションをとってくれれば、我々には対応の選択肢が生まれる。そういう意味で、これは朗希にとって大きな学びになったはずだ」

【次ページ】 佐々木とチームは“コミュニケーション不足”なのか?

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