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「守護神が“まさかの炎上”で二軍落ち…」最下位ロッテ・吉井監督の苦悩「打てない2人の外国人、防御率もワースト」NHK解説者が語る「ヤクルトとの差」
text by

遠藤修哉Naoya Endo
photograph byJIJI PRESS
posted2025/06/13 17:23
ロッテ吉井理人監督。首位まで12ゲーム、5位楽天にも4ゲーム差と離されている(6月12日現在)
「あとは藤原恭大。ドラフト1位でずっと期待されていながら、伸び悩んでいた感じがしていたけれど、今年は安打数チーム1位、打率同2位。だから打者は良くなっているんだけど、どうしてか点が入らない……」
藤原恭大は現在打率.279でリーグ5位と、チームの中心選手となった。ただ主に1番を打っているため、彼に打点を期待するのはいささか酷だろう。
「守護神の炎上も…」防御率、打率ともにワースト
「投手の防御率もヤクルト同様、3点台。現在オリックスと同じくらいの数字なんだけど、あっちは打つからね。やっぱりロッテのこの打線だと、投手陣が2点取られると厳しい」
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オリックスは防御率は5位(3.26)だが、打率は1位(.258)。取られただけ取り返すという野球ができているが、ロッテの防御率は最下位(3.31)。打率も最下位(.215)だ。ディフェンス中心の野球もできていないのが、勝てない要因だと武田は言う。
投手陣の問題は救援投手にも及ぶという。5月2日のソフトバンク戦、3-1でリードして迎えた9回裏、守護神の益田直也が炎上。2死までこぎつけるも、結果的に3点を取られサヨナラ負けを喫した。
「益田はそのあとすぐにファームに落ちたでしょう。ファームでも打たれていたから、ちょっと厳しいよね。彼の特徴でもあるんだけど、とにかく投げる間合いが長い。1球投げるのに30秒くらいかかってしまう。かつ球数も多い。しかも3-2のフルカウントからの四球というようなピッチングをしがちなんだよ。だからベンチとしてはクローザーとして使うのはけっこう厳しくなっているんではないか。250セーブまでもう少しっていうのがネックなのかもしれないね。吉井理人監督はそのへんどう考えているのか?」


