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核心にシュートを!BACK NUMBER
「高3以来じゃないですかね」キャプテン鎌田大地と「ポストを蹴って悔しがった」鈴木唯人が…じつは“負けた豪州戦”で見えた日本代表の進化
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ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byRobert Cianflone/Getty Images
posted2025/06/10 06:01
オーストラリア戦でキャプテンを務めた鎌田大地。試合は負けたものの、今後につながりそうなプレーも垣間見えた
「コースも見えたので。数的優位な感じでしたけど、左から来ていた俵積田くんも、ちょっと遠かったので、自分で打つのが最適かなと思って。あとは……当たらなかっただけですね」
鈴木はブロンビーでもこの形のシュートをよく見せていた。右足を使い、野球のスライダーのように弧を描く形でゴールの外側から内側に巻いてネットにつきささるものだ。だからこそ、ポーカーフェイスの鈴木がポストを蹴り上げるほどに悔しがったわけだし、A代表の選手としては決めなければいけないシーンだった。だから、技術的なミスとしては大いに反省すべきところがあった。ただ、鈴木の真骨頂が見えたのは、その後だった。
ハーフタイム、名波コーチと2人で話し合ったこと
0-0で前半終了のホイッスルを聞いた鈴木は、ベンチの横で呼び止められた。そして、ロッカールームに戻る前に、名波浩コーチと1分以上にわたり、2人で話し込んだのだった。そこで鈴木がコーチに伝えた内容に、意義があった。一体、鈴木はどんな内容を伝えたのか。そして、あの鈴木のシュートの起点を作った佐野は、一体、どのようなことを考えていたのか。〈つづく〉

