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「久保建英が子供ファンにユニホームを」日本代表招集前のホーム最終戦で監督と別れ…5季連続欧州カップ戦は「ソシエダでの奇跡的な時」だった
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中島大介Daisuke Nakashima
photograph byDaisuke Nakashima
posted2025/05/23 17:50
ホーム最終戦を戦った久保建英。日本代表6月シリーズにも招集された
91分に途中出場の若手FWアルカイツ・マリエスクレーナが豪快なシュートを決め、ホーム最終戦を劇的な勝利で飾ることに成功した。
試合後には指揮官の胴上げが行われ、また選手、スタッフ一同が場内を一周しボールやぬいぐるみをプレゼントしながらファンへ挨拶を行った。
その際に選手達はボールを蹴り、なるべく遠くのファン達の元へも届けたが――久保も笑顔を浮かべてボールを蹴り上げる姿が見られた。そして宴も最後に近づいた時、おもむろに自らユニホームを脱いだ久保は、最前列の少年ファンのもとへ。ユニホームを直接手渡した。
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この大団円は、5シーズン続いた欧州カップ戦参戦が途切れた現実を忘れてしまっているようでもあったが――ソシエダのような規模のクラブにとっては、これほどの期間続いた参戦は、奇跡的な時を過ごしたという証左なのかもしれない。
その全てのシーズンで指揮官を務めたイマノルの退団は、一時代の終わりの象徴だろう。残す最終節、ソシエダと久保は敵地サンチャゴ・ベルナベウで、ルカ・モドリッチが今季限りでの退団を発表したレアル・マドリーと対戦する。
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