酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
「じつは打球速度、遅めだった」大谷翔平が190キロ弾…注目はドジャーススタッフ好捕でもキム・ヘソン祝福でもなく「44発49盗塁64打点ペース」
text by

広尾晃Kou Hiroo
photograph byImagn/REUTERS/AFLO
posted2025/05/06 19:12
弾丸ライナーで9号本塁打を放った大谷翔平。打球速度にして約190キロと、らしい打球速度が出てきた
〈鈴木誠也/カブス〉
32試130打35安9本31点1盗13球42振 率.269 OPS.887
今週 6試23打3安2本4点0盗 1球10振 率.130
4月30日パイレーツ戦 4打0安0本0点0盗 0球3振
5月1日パイレーツ戦 4打2安2本3点0盗 1球0振
5月2日ブルワーズ戦 5打1安0本1点0盗 0球2振
5月3日ブルワーズ戦 4打0安0本0点0盗 0球2振
5月4日ブルワーズ戦 4打0安0本0点0盗 0球3振
5月5日ブルワーズ戦 5打1安0本2点0盗 0球0振
1日のパイレーツ戦で2本塁打を打って好調をアピールしたが、以後4試合で2安打。直近のブルワーズ戦では2打点を挙げたものの、好不調の波が依然として大きい。
〈ラーズ・ヌートバー/カージナルス〉
35試135打32安5本18点4盗27球25振 率.237 OPS.768
今週 7試28打3安1本1点1盗 4球4振 率.125
4月30日レッズ戦 4打1安1本1点0盗 1球0振
4月30日レッズ戦 3打0安0本0点0盗 1球0振
5月1日レッズ戦 4打0安0本0点0盗 0球2振
5月2日メッツ戦 4打1安0本0点1盗 0球0振
5月4日メッツ戦 5打0安0本0点0盗 0球1振
5月4日メッツ戦 4打1安0本0点0盗 1球0振
5月5日パイレーツ戦 4打0安0本0点0盗 1球1振
ADVERTISEMENT
1週間でダブルヘッダーが2度という過酷なスケジュール。先週は好調だったが、彼も波に乗り切れていない印象だ。
由伸はCY賞有力候補、朗希は初勝利したが
〈山本由伸/ドジャース〉※投手のカッコ内は投球数-ストライク
2025年 7試4勝2敗0S40回24安2本13球49振 責4率0.90
5月2日ブレーブス戦6回1安0本2球6振 責0(91-60)〇
山本は6試合3勝2敗34回23安2本11球43振 責4 率1.06(559-354)の成績で3、4月の最優秀投手に選ばれた。さらに2日のブレーブス戦でも6回を零封、防御率0.90はナ・リーグ1位、サイ・ヤング賞の有力候補に躍り出た。
〈佐々木朗希/ドジャース〉
2025年 7試1勝1敗0S30.1回24安4本20球24振 責13率3.86
5月3日ブレーブス戦5回6安1本2球4振 責3(98-56)〇
ブレーブス戦、5回自責点3でMLB初勝利を挙げたが、投球内容は褒められたものではない。ストライク率は57.2%。何度か触れているが先発投手は65%は欲しく、ここまでの与四球20は多い。奪三振率は7.12。NPB時代の通算は11.52だったのだから、まだ本来の投球はできていないと言えよう。
〈今永昇太/カブス〉
2025年 8試3勝2敗0S44.2回35安7本14球34振 責14率2.82
5月4日ブルワーズ戦5.2回4安0本1球4振 責2(84-57)●
29日のパイレーツ戦ではけいれんを起こして5回で降板したが、4日のブルワーズ戦はベースカバーに走った際に芝に足を取られて左足を痛めた。チームは15日間のIL(負傷者リスト)入りを発表した。
前田が放出…MLBに残るか日本復帰か
負傷した今永だけでなく――日本球界で確固たる実績を作った投手たちにとっては、この1週間は厳しい境遇が続いた。

