「PSGをブ然とさせた」中村敬斗ゴール＆お膳立て伊東純也が喜ぶ“会心の1枚”「関根大輝も試合後…」ランス“日本人3兄弟”を現場で撮った 

　直後から中村は、ピッチ中央、トップ下へポジションを移しており、その指示が送られていたと思われる。中村はポジションを変更した後も、積極的にゴール前へ走り込み伊東からのクロスへ反応を示すなど、ゴールこそ奪えなかったが積極的な動きだった。

　終盤のランスは、PSGのバルコラが見せる変幻自在のドリブルを中心に押し込まれた。そこで疲れの見え始めた伊東に代えて関根を投入。そのまま伊東のサイドハーフのポジションへ入ると、本職はSBである持ち前の守備力と高さでピンチを防ぎ、1-1で勝負を終わらせた。

フードを被った伊東を中心に談笑する“3兄弟”

　試合終了のホイッスルが鳴り響いた時、フル出場した中村はピッチに倒れ込み、充実した疲労感と喜びに浸った。それとは対照的にPSGのバルコラは、下位相手の勝ち点1にこんなはずではない――とでも言うように憮然と立ち尽くす姿が印象的だった。

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　試合後、ランスメンバーはアウェイの地に駆けつけたファンの元へ感謝の意を伝えた。その中には、充実のデビューを果たした関根の姿、また控えめにカメラにガッツポーズを見せた中村の姿があった。

　そしてフードを深々と被った伊東が自然と中心になり、談笑するランスの日本人トリオ――まるで“3兄弟”のような姿がこの試合最後のカットとなった。

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