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「印象に残ったのは2区」「山に特化する考え方は…」箱根駅伝で起きている“ある変化”とは? 駒澤大・大八木弘明総監督が語る「優勝の条件」 

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加藤康博

加藤康博Yasuhiro Kato

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photograph byKeiji Ishikawa

posted2025/01/30 11:01

「印象に残ったのは2区」「山に特化する考え方は…」箱根駅伝で起きている“ある変化”とは? 駒澤大・大八木弘明総監督が語る「優勝の条件」<Number Web> photograph by Keiji Ishikawa

駒澤大学の大八木弘明総監督が、今年の箱根駅伝を語るインタビューの後編

「國學院大は駒澤大と同じで、山で落としたと思う」

 最後に教え子たちの采配をどう見たか。駒澤大OBの前田康弘が率いる國學院大は今大会で学生駅伝3冠に挑戦するも3位に終わり、夢は潰えた。そして同じくOBで昨年度まで駒澤大でコーチを務めていた高林祐介が初采配をふった立教大は目標としていたシード権には届かず13位。駒澤大の監督である藤田敦史まで含め、このようにまとめた。

「國學院大は駒澤大と同じでやはり山で落としたと思います。もしそこが戦えていたら3冠達成もあり得たかもしれませんね。出雲、全日本と箱根では求められるものが違いますので、3冠は簡単ではありません。私も何度も挑戦してようやく手にしました。ただこの経験で前田監督がこれからどんなチームを作るかは楽しみです。

 また高林監督は監督として挑む初の箱根駅伝でしたが、復路でスタミナ的な面での差が出たのだと思います。ただ、チームを指導して1年目ですので、この悔しさが次につながるはずです。

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 駒澤大も藤田は今回、山で流れを作る大切さを学びました。その一方で、復路で若い選手が活躍し、翌年以降に総合優勝につなげる形は私の監督時代から何度も経験しています。それができたことは大きいでしょう。指導者たちも切磋琢磨して、来年の大会もいい勝負をしてくれることを期待しています」

≪インタビュー第1回から続く≫

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「青学大に3分16秒差…誤算でした」箱根駅伝で勝負を分けた5区に、駒澤大・大八木弘明総監督の本音…それでも総合2位に「安堵感はあった」と語る理由

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