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《全国男子駅伝で初優勝》宮城アンカー・山平怜生とは何者?「箱根駅伝を走れず」「“山の神”のチームで大成長」「ニューイヤー駅伝最下位」波乱の1年語る
posted2026/01/18 17:02
全国男子駅伝、宮城のアンカーで巧みなレースを見せた山平怜生とは? 箱根駅伝に出走できなかった彼が、この1年の成長と神野大地監督を語った
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
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JIJI PRESS
「神野さんは、熱い人です。駅伝の前とか、僕ら以上に熱くなってやる気がある、ぐらいな感じなんです。その一方で冷静に選手一人一人のことを見ている。そこに安心感があります」
MABP(M&Aベストパートナーズ)マーヴェリックは2025年4月に始動した新チーム。わずか9名のメンバーでニューイヤー駅伝出場を目指す中、その最大のミッションを7カ月でクリアした。箱根駅伝“3代目・山の神”として知られる神野大地監督が率いるチームは、初挑戦の東日本実業団駅伝で6位に入り、予選突破を果たしたのだ。
東日本実業団駅伝で1区を任されたのが、新卒の山平怜生だった。中央大学時代、4年間で一度も箱根駅伝を走れなかった彼は、神野監督の「信頼している」という言葉とともに13.1kmの重要区間を任された。そして見事に区間4位という好走でニューイヤー駅伝出場に大きく貢献した。
箱根を走れなかった山平を成長させたもの
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大学時代と比べて山平を成長させたものは何か。それはMABPの個別主義と自由度の高さだった。
「大学の時は人数も多いので、与えられたメニューをこなす感じだったんです。でもMABPでは、ポイント練習は出されたメニューをやりますが、その際も神野さんやコーチの近藤(秀一)さんと、体調や状態に不安がある場合ボリュームを減らしたいとか、細かく調整ができますし、個人の力や状態に合わせてメニューを組んでもらえます。本当にストレスなく練習に集中できるのが大きいです」
ポイント練習を外しても神野監督は怒らない。「ここまで来ているから、別にできなくても大丈夫だよ」と声をかけるポジティブな姿勢が、チームの雰囲気を前向きにしている。
MABPという新チームの強みは、コミュニケーションの取りやすさにもある。山平は神野監督を「すごく話しかけやすいですし、そういうムードを作ってくれるんです」と評価する。神野監督を「先輩以上監督未満みたいな存在」と表現した言葉からは、距離感の近さと絶妙なバランスが窺える。
チーム創設からわずか1年足らずで果たしたニューイヤー駅伝出場。その舞台裏と、山平の成長の軌跡は本編で詳しく描かれている。
〈つづく〉
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この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。
