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欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
「エンドウは他の選手と違う」出番激減の遠藤航にリバプール監督が感謝した日…英国人記者が取材した“2人の本音”「自分はどんなことでも」
text by
ジョン・ブルーウィンJohn Brewin
photograph byChris Brunskill/Fantasista,Getty Images
posted2025/01/11 17:00
リーグカップ準決勝トッテナム戦後、握手するスロット監督と遠藤航。出番が限られる中でも、指揮官は背番号3に大きな信頼を寄せている
日本代表の主将が練習で見せるハードワークとプロフェッショナリズムに、指揮官は感銘を受けている。
ほかの主な国内リーグが冬季休暇に入る中、イングランドではプレミアリーグが続き、1月にはチャンピオンズリーグ、リーグカップ、FAカップも予定されている。チームがこの過密日程を乗り切るには、遠藤の力が必要となるはずだ。
遠藤本人が語った「どんなことでもするつもりです」
守備的な中盤か、はたまた新境地のセンターバックか――。いずれにせよ、遠藤がピッチに入れば、安定が約束される。それはディフェンス面の意味合いだけではない。昨年の最終戦となった第19節ウェストハム戦では、57分に投入され、23本のパスを出し、22本を成功させている。首位を走るチームがタイトルに近づいていけばいくほど、このように落ち着きと制御をもたらしてくれる存在は重要になる。
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「チームがタイトルを獲得できるように、自分はどんなことでもするつもりです」と遠藤本人もシーズン序盤に話している。
「毎回同じかもしれないですけど、それが現在の自分に求められていることだと思います」
◇ ◇ ◇
そんな遠藤については、出場機会の減少もあってか“移籍の噂”が上がっている。リバプールでの序列と今後の日程を鑑みた時、ブルーウィン記者はどのような見立てをしているのか。〈つづく〉