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「信憑性が高いのはフラムだが」遠藤航“移籍のウワサ”に英国人記者ズバリ「リバプールならMFよりDF…現状10点満点で5点。だが試合に出れば」
posted2025/01/11 17:01
text by
ジョン・ブルーウィンJohn Brewin
photograph by
NurPhoto/Getty Images
最も信憑性が高いのはフラムの勧誘だ
遠藤航は今季、リバプールで主にリーグカップに出場している。1月8日の準決勝トッテナムとの第1戦でチームは0−1で敗れたものの、クアンサーの負傷を受けて出場した遠藤は前半30分からセンターバックとして、80分以降は中盤でプレーする万能性を見せた。
その一方でプレミアリーグやチャンピオンズリーグでは出番が少ない(どちらの大会でも先発はなく、プレミアリーグでは8試合、チャンピオンズリーグでは2試合で終盤に投入された)。とはいえ、彼の優れた能力は欧州でも広く知られ、移籍の噂も上がっている。
中でもおそらくもっとも信憑性が高いのは、フラムからの勧誘だろう。
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プレミアリーグの前半戦を8位で終えたロンドンに本拠を置くチームは、4年目のマルコ・シウバ監督のもと、2011-12シーズン以来の一桁順位でのフィニッシュを狙っている。このポルトガル人指揮官は4-2-3-1と3-4-3のフォーメーションを併用しているが、どちらの形でも中盤の2枚が戦術上の鍵を握っている。そして今、複数の負傷者によりそのポジションが手薄になっているため、遠藤に白羽の矢が立っているのだ。
もしフラムへ移れば、プレミアリーグでの出場機会は増えるだろう。彼らは欧州カップ戦に出場しておらず、リーグカップではすでに敗退しているので、新年はリーグ戦とFAカップだけを戦う。エースのラウル・ヒメネスやアレックス・イウォビ、エミール・スミス=ロウら、攻撃陣は粒揃いのタレントを擁しているので、遠藤の加入により中盤が安定すれば、目標の9位以上も現実味を増すはずだ。
4冠視野のリバプールには、疲労蓄積の懸念も
ただしリバプールに留まれば、4冠に貢献できる可能性も残されている。
彼らは現在、プレミアリーグ(全20チーム)と新フォーマットのチャンピオンズリーグ(全36チーム)の双方で首位に立ち、リーグカップでは前述した通り準決勝に勝ち進んでおり、FAカップには3回戦(対アクリントン/11日)から参戦する。