「やっぱりツンデレなんですよ」大谷翔平インタビュアーが語った真相…大谷がふと口にした一言「なるほど、で終わったら僕は見限られていたかも…」 

石田　気持ち的にはそうだと思います。ピッチャーやりながらバッターやってる感覚だと思うんですよ。ピッチャーやりながらだったらあんなに盗塁できないだろうって今、多くの人は言ってますよね。いやいやいや、本人は……。

糸井　しますね。

石田　しますよ。それが今までの歴史じゃないですか。こうなったらこうはできないよ、というのが全部覆ってきてますから。盗塁に関しても、ピッチャーをやるから数を減らす、そんなことを考えているわけがない。ピッチャーとしてもあたりまえのように投げて、バッターとして何一つ制限かけることなく数字を求めにいくと思うんですよ。

一番の大谷選手のファンは大谷選手

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糸井　もう、「みんなの大谷翔平」なんですよね。本人が一番、みんなの先頭にいるんです。そう思うと、一番の大谷選手のファンは大谷選手だなという。今までスターをやってきた人たちってそういうところがあると思う。

石田　本当に誰もいない道を歩きたいという欲が、彼には小さいときからあるんですよね。それが彼の大きなモチベーションになっている。誰もやったことがないから、どうなるか想像できないんですよ。

糸井　設計図のないことしてますよね。でも彼は設計図じゃない何かを見てるんですよね。モンスターっていう言葉で簡単に片づけるわけにはいかないけど、人間ってこんなことができるんだって思っちゃいますね。

石田　チョコレートを食べてるときなんかは普通の感じですけどね（笑）。それがまた魅力なんですよね。

＜前編から続く＞

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