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「カミングアウトをして、多くのサポートをもらって…」米国スケーター、アンバー・グレン“GP初優勝”の舞台裏…25歳できめたトリプルアクセル 

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田村明子

田村明子Akiko Tamura

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posted2024/11/08 17:01

「カミングアウトをして、多くのサポートをもらって…」米国スケーター、アンバー・グレン“GP初優勝”の舞台裏…25歳できめたトリプルアクセル<Number Web> photograph by Getty Images

フランス杯にてGP初優勝を決めたアメリカのアンバー・グレン

樋口新葉とグレンのやり取りで会場は和やかに

 この大会でいち早くファイナル進出を決めたのは、23歳の樋口新葉だった。スケートアメリカで初のGPタイトルを手にした樋口は、このフランス大会ではSP3位、フリー1位の総合206.08で2位に上がった。

 25歳のグレンが安定したトリプルアクセルを跳んでいることは、刺激になったのだろうかと聞くと、樋口は目を輝かせて笑いながら「跳びたいと思いました!」と答えた。

 その答えを聞いたグレンは、北京オリンピックでトリプルアクセルを降りた樋口に「あなたこそ、私にインスピレーションを与えてくれたわ!」と応対。会見は和やかな笑い声に包まれた。

 201.35で自己ベストスコアを更新して3位に入ったのは、21歳の住吉りをんだった。昨シーズンこの大会で日本女子として初めて4回転を成功させた住吉は、この大会で3年連続3位に入賞。「現状としてはできることを精いっぱいやったと思います」と演技を振り返った。グレンと住吉はこの後中国杯でまた顔を合わせ、ファイナル進出をかけて戦うことになる。

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