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「絶対に落とさないから」木原龍一が三浦璃来に誓った“真意”…ペア結成から7年、じつは「人間的な性格のバランスもいい」りくりゅう“本当の関係性”
posted2026/03/01 11:03
ミラノ五輪で金メダルを獲得した三浦璃来・木原龍一
text by

松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph by
Sunao Noto/JMPA
ミラノ・コルティナ五輪のペアで金メダル、団体戦で銀メダルを獲得した三浦璃来・木原龍一。日本ペア史上初の表彰台を優勝で成し遂げ、しかもペアのフリーでは世界歴代最高得点を樹立。歴史的快挙と言ってよい活躍をみせた。
同時に試合の前後を含め、2人の見せるやりとりなどは抜群の相性を感じさせ、それが2人の関係性への関心を集めることになった。実際これまでの試合では、数えきれないほど相性のよさを思わせる場面があった。
「絶対に落とさないから」木原は三浦に誓った
ペア(とアイスダンス)では、しばしば「相性」について語られる。選手たちも相手との相性のよさなどに触れることが多い。
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結成して3シーズン目にあたる5年前、三浦が試合後に語った言葉は印象的だ。
「(私たちは)合わせているんじゃなくて、合うんだよね。だから言いたいことも言い合えるし、ぶつかっても、いっしょに改善できる」
そこに2人の相性のよさがうかがえたし、相性が大切であることも伝わってきた。
そもそもペアの前提として、絶対の信頼関係が重要になる。同じく三浦は以前、木原についてこう語っている。
「『絶対落とさないから』と言ってくれるので、リフトもツイストも、怖いと思わずにやれます」
例えばツイストリフトなら、3m近くの高さまで体が投げ上げられる。「相手が受け止めてくれる」と信頼できなければ、うまくはいかない。男性の立場から見れば「絶対に落とさない」決意とともにそれを実行する責任が求められる。そうした信頼関係が欠かせない。


