スポーツ・インテリジェンス原論BACK NUMBER
「オオタニの存在が逆にプレッシャーに…」米メディアが明かす“ドジャース優勝までのウラ側”「ロバーツは解雇される?」まさかの監督解任説「歩くだけで激痛」フリーマンの骨折
text by
生島淳Jun Ikushima
photograph byAFLO
posted2024/11/05 11:01
ワールドシリーズ優勝パレードで。デコピンを抱きかかえ笑顔の大谷翔平(30歳)
どうなるか、想像もつかないということだ。
候補として挙がっているのは、ヤンキース、ドジャース(!)、フィリーズ、ブルージェイズなどなど。
両記者は、ソトとの契約がマストだと主張する。
「ヤンキースはソトを必要としている。もし、契約に漕ぎつけることができなかったら――得点力は消えてしまうことだろう」
ジャッジ、スタントンが30歳を超えていることを考えると、中長期的にヤンキースが必要としているのはまだ26歳のソトということになる。そして、この原稿はこう結ばれる。
「ここ数年間、ヤンキースはヒューストン・アストロズを仮想敵としてチームづくりを進めてきた。しかし、2009年以来のワールドシリーズ優勝を達成するためには、これからの数年間、メジャーリーグをドミネート――圧倒するであろうドジャースを倒すために何が必要かを考えなければならない」
ドジャースの黄金時代が到来しようとしているのだ。キャッチアップできる球団は、資金力のある数球団に限られるだろう。
まったく個人的な意見だが、今年のワールドシリーズはイベントフルではあるが、決して名作とは言えなかった。
向こう数年のうちに、ドジャースとヤンキースの再戦、そして名作が誕生することを期待している。