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「今でもオオタニのユニフォームを売っています」大谷翔平が消えた“エンゼルスの今”、史上最悪99敗でも…公式ショップ店員が証言「日本人ファンが来てくれる」
text by
田中仰Aogu Tanaka
photograph byAFLO
posted2024/10/28 11:02
球団ワースト記録の99敗を喫したエンゼルス。筆者は現地アナハイムを訪れた
「今飾られているユニフォーム(5枚ほど)と、ペナントが売り切れるまでは置いておくの。それで在庫がなくなります」
――どんな人が買っていくの?
「エンゼルスファンと、あとは日本からの観光客も。今年のシーズンも日本から観光で訪れたという人がたくさん来ていた。昨年より少し減った気はするけどね」
チャック氏が運営するファンサイトに投稿されていた、一つの記事を思い出す。「私たちが失ったもの、耐えてきたことではなく、未来について考える時だ」と冒頭に書かれたその文章には、トラウトのDH案をはじめとした数々の改善策が綴られている。
目に止まったのは、その記事のタイトルだ。もがくエンゼルスの現況を何よりも明瞭に表しているように思えた。
Surviving a Post-Ohtani World――ポスト・オオタニの世界を生き抜く。
<「エンゼルスの今」全3回/番記者編、エンゼルスファン編から続く>