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プロ野球PRESSBACK NUMBER
「立浪中日、低迷の原因は?」山崎武司がホンネ総括 育成は評価も「令和の米騒動、茶髪ルール」は…新庄監督やノムさん、星野仙一と何が違ったか
text by
間淳Jun Aida
photograph byKyodo News
posted2024/10/21 11:00
3年連続最下位という形で立浪ドラゴンズ体制は終了した。ともにプレーした山崎武司氏はどう総括するか
楽天では茶髪や髭を希望する選手もいたという。ただ、ルールを破ったり、チーム内で問題になったりするケースはなかった。また、野村監督は自身もルールを守り、ベテランや実績のある選手を特別扱いせず全ての選手にルールを適用した。山崎氏は、そこに立浪前監督との違いを感じていた。
「立浪監督の言動は大義名分がはっきりしない印象でした。監督就任会見で茶髪禁止を明言しながら、自身を含めた首脳陣は髪を茶色に染めて、特定の選手も茶髪でした。発言に一貫性がないと選手はついていこうと思わず、信頼関係は生まれません」
監督が誰であっても、プロ野球選手は結果を求められる。数字を残せなければ評価されず、ユニホームを脱ぐ選択も迫られる。ただ、選手の能力やモチベーションを引き出し、戦力を生かしたチームづくりは監督の役割と言える。両者の壁が高いほど、チームとして結果を出すのは難しくなる。
井上新監督になる中で、どうチーム再建を測るべきか
立浪監督が去り、井上一樹新監督が再建を託される中で——中日はどのような方針をもってチーム再建を図るべきか。山崎氏の挙げたキーワードは「萎縮」だった。〈つづく〉