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伊藤洋輝バイエルン電撃移籍…なぜ韓国がピリピリ「衝撃キム・ミンジェは放出要員」「ミュンヘンで韓日戦だ」韓国メディアが”日本以上に”注視する理由
posted2024/06/19 17:00
text by
キム・ミョンウKim Myung Wook
photograph by
JFA/AFLO,Kiichi Matsumoto
日本代表DF伊藤洋輝(25歳)のシュツットガルトからバイエルン・ミュンヘンへの移籍が正式に決まった。契約期間は2028年6月30日までの4年間で、移籍金は3000万ユーロ(約51億円)。年俸は歴代日本人最高額の約10億円とも言われている。
世界的ビッグクラブのバイエルンがこれだけの金額をはたいてまで獲得したのは、それだけ伊藤がドイツで評価を高め続けてきたということだろう。
この話題を一斉に取り上げているのが、お隣の韓国。現在、バイエルンには身長190センチで、“怪物”とも評される韓国代表DFキム・ミンジェ(27歳)が在籍しているからだ。
アジア歴代最高額でバイエルンへ
キム・ミンジェはKリーグを経て、中国の北京国安やトルコのフェネルバフチェでもプレー。2022年にイタリアのナポリに移籍すると、ここでMVP級の活躍を見せて欧州での評価を一気に高めることに成功する。セリエAでアジア人初の月間最優秀選手賞を受賞し、33年ぶりのセリエA優勝に大きく貢献した。
それに目を付けたのがバイエルン。翌2023年7月18日にアジア人歴代最高額の移籍金となる5000万ユーロ(約78億円)で移籍した。2028年6月30日までの5年契約なのだが、くしくも伊藤と契約期間の最終日が同じというのも運命のいたずらか。
そんなキム・ミンジェは韓国サッカーファンにとっては、世界に誇れる自慢のDFでもあるわけだが、同じポジションで、それも宿敵・日本代表の伊藤の加入には、ピッチでの共存を期待する声がある一方で、定位置を奪われるのでは?と、モヤモヤした感情を抱いているようだ。
今回の伊藤の移籍について、韓国メディアにはこんな見出しが躍っている。