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伊藤洋輝バイエルン電撃移籍…なぜ韓国がピリピリ「衝撃キム・ミンジェは放出要員」「ミュンヘンで韓日戦だ」韓国メディアが”日本以上に”注視する理由
text by
キム・ミョンウKim Myung Wook
photograph byJFA/AFLO,Kiichi Matsumoto
posted2024/06/19 17:00
バイエルンへの移籍を発表した日本代表DF伊藤洋輝(25歳)。韓国メディアでは同国代表DFキム・ミンジェ(27歳)の去就が話題になった
とはいえ、シーズンが始まればどうなるかふたを開けてみないと分からないもの。特に昨季無冠に終わったバイエルンは、新シーズンから元ベルギー代表DFバンサン・コンパニの監督就任が決まっている。
昨季はプレミアリーグのバーンリーを降格させたことで、その手腕を不安視する声も少なくないが、新たな船出となるチームでアピールに成功すれば、日本と韓国の代表選手であるDFの2人がバイエルンの主力として同じピッチに立つ可能性もある。
『スポーツ京郷』は伊藤の経歴と能力についても『日本代表の主力CBで、2022年カタールW杯、2023年アジアカップに出場。日本のJ2ジュビロ磐田でプロデビューして、2021年からシュツットガルトで活躍。左サイドバックとセンターもすべてこなせる。昨季、前半は主に左、後半はセンターでプレーした。バイエルンが電撃的に伊藤を獲得したのは、彼が守備のどのポジションでも起用できること、左足を使う188センチの長身DFだったから、と解釈できる』と伝え、その上で『キム・ミンジェも攻撃的な守備とビルドアップを備えたDFだ。伊藤と互いにシナジー効果を出せれば、同じピッチで息を合わせる可能性もある』と共存することに期待を寄せている。
いずれにしても、アジアを代表するキム・ミンジェであっても、たった1つの試合のミスで立場を大きく変えるほどのプレッシャーがビッグクラブには存在する。新たな挑戦に臨む伊藤、そして名誉挽回したいミンジェ。世界トップ選手たちとの熾烈な競争の中で切磋琢磨し、2人がブンデスリーガのトピックになることを期待している。