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今季最高の大谷翔平…衝撃の“2本塁打4安打”を激写! 筋金入りドジャースファンのオオタニ評「冗談抜きでベーブ・ルース」「王の風格を感じる」
text by
南しずかShizuka Minami
photograph byShizuka Minami
posted2024/05/13 11:03
5月5日(現地時間)のブレーブス戦で1試合2本塁打を含む4安打を放った大谷翔平。週間MVPにも選出された
球場にいると、ちらほら日本語も聞こえてくる。ゴールデンウィークを利用して、日本から観に来たというファンもいた。ある女性は、大谷に感謝していることがあると言う。「大谷選手がロサンゼルス・エンゼルスに在籍していたからマイク・トラウトのファンになり、エンゼルスの結果もチェックするようになりました。トラウト選手のことを知るきっかけとなったことを大谷選手に感謝しています」。現在、トラウトは怪我でチームを離脱し、エンゼルスも低迷してることに対し、「そうなんですよね……」とちょっとしょんぼり。
日本人男性2人組もゴールデンウィークと有給を利用して渡米。一人は山本由伸のユニフォームを、もう一人が大谷のユニフォームを着ていた。大谷ファンの男性は、大谷の「力強いところ」が好きだと言う。「(大谷が)結果を出しはじめてから良い選手だなと意識するようになりまして。(今の大谷には)王の風格を感じます」
ある年配の日本人男性は「実力があるから好きだ」と語ってくれた。「大谷選手が高校の時から良い選手だと思っていた。(二刀流を含め)こんな選手は現れないと思う。今年は三冠王を取ると信じている。あとは怪我さえなければと願う」
当の大谷は、その実力を存分に発揮した。ドジャース対ブレーブス戦、2番指名打者で出場し、今季初の1試合2本塁打を含む4打数4安打。まずは1回無死一塁、フリードのカーブを捉えた。
今季9号は先制の2ラン。入ったと分かった瞬間から観客席は大いに盛り上がる。大谷も一塁を回ってから、右手を突き出した。ベンチでチームメートらに祝福されると、満面の笑みを見せた。その後も大谷は絶好調。3回に左前打、6回に中前打。
試合後、リトルトーキョーに向かうと…
さらに4−1とリードして迎えた8回無死。ミンターの初球を捉え追加点となる10号ソロを放った。生還するとチームメートのテオスカー・ヘルナンデスからお決まりのひまわりの種シャワーで祝福された。