巨人は1年目に23本塁打したウォーカーをソフトバンクに放出してオドーアを獲得した。独立リーガーでMLBの実績がなかったウォーカーよりMLB通算178本のオドーアに期待したのだろうが――MLBの実績を鵜呑みにするのは、今や大いに疑問符が付くところだ。

週間成績セ：DeNAドラ1度会が大活躍

【2024年3月29日～3月31日 週間成績】
〈セ・リーグ〉
　ヤクルト3試2勝0敗1分 率1.000
　DeNA3試2勝1敗0分 率.667
　巨人3試2勝1敗0分 率.667
　阪神3試1勝2敗0分 率.333
　広島3試1勝2敗0分 率.333
　中日3試0勝2敗1分 率.000

　両リーグともに3戦全勝のチームなし。ヤクルトが勝率10割、中日が未勝利。

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〈打撃成績5傑〉※打撃の総合指標であるRC＝Runs Create順
　度会隆輝（De）13打5安2本5点1盗 率.385 RC4.64
　中田翔（中）12打4安2本3点 率.333 RC3.54
　岡本和真（巨）9打3安1本2点 率.333 RC2.96
　オスナ（ヤ）13打5安1点 率.385 RC2.89
　小園海斗（広）10打5安1点 率.500 RC2.57

　DeNAのドラ1、度会が開幕から2戦連続本塁打。これは史上3人目、セでは初。今季から中日の中田翔は、巨人での昨年の開幕シリーズでも2本塁打。最多本塁打は度会、中田の2本。打点は度会の5、盗塁は6選手が1だった。

〈投手成績5傑〉※リーグ防御率に基づくPR＝Pitching Run順
　グリフィン（巨）1登1勝6.1回 責0率0PR1.76
　才木浩人（神）1登6回 責0率0PR1.67
　高橋礼（巨）1登6回 責0率0PR1.67
　戸郷翔征（巨）1登1勝6回 責0率0PR1.67
　涌井秀章（中）1登6回 責0率0PR1.67

　巨人のグリフィンは昨年も7回零封。開幕シリーズに強い。ソフトバンクから加入した高橋礼も好投。ヤクルト星知弥とDeNA森原康平が1セーブ。ヤクルト清水昇、石山泰稚、巨人新人の西舘勇陽、中日・清水達也が2ホールド。

パ：アギラーら西武打線が好調、今井も好投

〈パ・リーグ〉
　ソフトバンク3試2勝1敗0分 率.667
　西武3試2勝1敗0分 率.667
　日本ハム3試2勝1敗0分 率.667
　オリックス3試1勝2敗0分 率.333
　ロッテ3試1勝2敗0分 率.333
　楽天3試1勝2敗0分 率.333

　6チームが2勝1敗と1勝2敗。昨年はソフトバンクが3連勝スタートだったが、混戦を予感させる滑り出しだ。

〈打撃成績5傑〉
　外崎修汰（西）13打6安3点 率.462 RC3.91
　古賀悠斗（西）9打5安1本1点 率.556 RC3.73
　源田壮亮（西）9打4安1点 率.444 RC2.78
　田宮裕涼（日）8打4安2点1盗 率.500 RC2.72
　藤岡裕大（ロ）11打4安 率.364 RC2.46

　西武勢が上位を占めた。外崎は二塁打、三塁打各1本。本塁打は5選手が1本。打点は西武・外崎とアギラー、楽天・阿部寿樹、ロッテのソトが3。盗塁はソフトバンク周東佑京が早くも2回成功。

〈投手成績5傑〉
　今井達也（西）1登1勝7回 責0率0.00 PR1.84
　エスピノーザ（オ）1登1勝6回 責0率0.00 PR1.58
　種市篤暉（ロ）1登1勝6回 責0率0.00 PR1.58
　伊藤大海（日）1登1勝6回 責0率0.00 PR1.58
　早川隆久（楽）1登1敗7.2回 責1率1.17 PR1.02

　初の開幕投手になった西武の今井が7回零封。オリックスの新外国人エスピノーザ、ロッテの種市、日本ハムの伊藤が6回零封。ソフトバンクのオスナは早くも2セーブ、ロッテの澤村拓一ら6投手が2ホールドを挙げた。