スポーツ百珍BACK NUMBER
ドジャース320億円軍団でも「9位」の衝撃…MLBチーム年俸ランキングが超ハイレベルな件「“NPB全選手<メジャー1球団”という現実」
posted2024/03/20 11:02
text by
茂野聡士Satoshi Shigeno
photograph by
Getty Images
いやはや、ドジャース打線の豪華さたるや……。
韓国ソウルでのメジャーリーグ開幕戦を前にしたエキシビションマッチ2試合を見て、大谷翔平を中心に追っていたファンも、常勝軍団のパワフルさに気づいた人も多いことだろう。
キウム戦、韓国代表戦と大谷はノーヒットに終わったものの、チームは2試合トータルで19得点を挙げた。
ADVERTISEMENT
大谷とともに「MVPトリオ」を形成するベッツとフリーマン(キウム戦でのホームランは衝撃的だった)はもちろん、4番以降のスミス、マンシー、エルナンデス、アウトマン、ヘイワード……と「10~30本塁打、70~100打点」という成績が普通のように並ぶ打順は、大谷・山本由伸にとっては心強すぎる仲間だし、対戦相手の投手としてみれば厄介なことこの上ない。
ドジャースって、金満球団なのか?
その2024年版ドジャース打線に、公式戦マウンドで先鋒として立ち向かうのはダルビッシュ有である。10年以上の長きにわたってメジャーの一線級で先発を務めあげたダルビッシュは2023年にパドレスと6年間の契約延長を結び、年俸は総額1億800万ドル(当時レートで約141億5000万円。以下すべて同)と大々的に報じられた。42歳までの長期契約であることにダルビッシュの価値を感じるとともに、メジャーにおける年俸スケールの大きさを感じるばかりだった。
まあそれを言ったら、ドジャースに加わった大谷の10年総額7億ドル(約1015億円)、同じくドジャースの一員となった山本も12年総額3億2500万ドル(約463億円)、ケタ違いすぎて現実感がないわけだが……。
と、年俸で思った。ドジャースってやっぱり“メジャー屈指の金満球団”なんだろうか?