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韓国では大谷翔平「同情論」が多数、“賭博問題”タブーの韓国でも「大谷翔平が愛されるワケ」韓国ベテラン野球記者が明かす「中垣内、野茂も愛されたが…」 

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崔敏圭

崔敏圭Choi MinGyu

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photograph byNanae Suzuki

posted2024/03/24 11:04

韓国では大谷翔平「同情論」が多数、“賭博問題”タブーの韓国でも「大谷翔平が愛されるワケ」韓国ベテラン野球記者が明かす「中垣内、野茂も愛されたが…」<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

世界に衝撃を与えた結婚、そして水原一平通訳の違法賭博関与、電撃解雇。韓国ではどのように受け止められたのか、ベテラン記者が明かす

大谷が愛される野球以外の理由

 大谷が韓国で愛されるのには、野球以外の理由もある。大谷が韓国の野球ファンに本格的に知られたきっかけは2015年WSBCプレミア12だ。同大会では韓国代表チームが優勝したが、準決勝で大谷の投球には徹底的に押された。大会後、韓国メディアで大谷という選手に対する関心が高まり、彼が高校時代に作成した「マンダラート(マンダラチャート)」も韓国メディアで報道された。

「時速160km」など難しい目標を幼い頃から立てて達成したという「目標設定」が大きく評価がされるようになった。技術面だけでなく、「思いやり」、「礼儀」、「挨拶」、「ゴミ拾い」、「審判に対する態度」、「本を読む」などの項目もある「大谷の意識」は新鮮な衝撃を与えた。韓国のスポーツファンが慣れ親しんだ典型的なスポーツ選手のイメージとは違ったのだ。

<つづく>

#2に続く
「大谷翔平には“国籍”を感じない」韓国ベテラン記者が率直に明かす「大谷翔平と日本野球への評価」「韓国と日本、なぜ差がついた?」

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